法隆寺玉虫厨子は金堂設計のためのスタディ模型(米田史学)米田良三氏は、玉虫厨子についても元々は太宰府観世音寺のもので、金堂の基本設計のためのスタディ模型の役割があっただろうと述べている。建物の屋根や木組みのバランスを事前に確認するためだ。そして、厨子内壁の押出千体仏は、三十三間堂の千体仏の雛形となっていると。