謎オタクひまうど | 放浪カモメはどこまでも

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暇人の暇人による暇人のための暇ブログ!!

突然ですが、
オタクないしヲタクという言葉がある。

明確な定義はされてないが、
ネガティブな蔑称として使われる事が多い。

同意義の言葉としてマニアもあるが、
そちらは収集家というイメージがある。

対して、オタクに関してはネクラな
負のイメージが付きまとっていて、
それが何か説明できないけど、
なんとなく言われて気持ちのいい
言葉ではない。
それが何かわかっていなくても……

この何かあやふやなものに対して
思考の努力もせずに、雰囲気に迎合して
感情が左右されてるのが嫌いだ。

人間は考える葦と古人は言ったが、
考えを放棄すると、それは葦でも
無くなるんではないのか。

そのマイナスなイメージというのは
私の個人的意見としては
多数派が多数派から見て異質な少数派に
対してまとめてラベル付けをして、
多数派の価値観を押し付ける
マウントを取るための武器で、
ただの思考放棄にしか思えないけれど、

だからといって、
あっちはあっちで楽しく、
こっちはこっちで楽しもう、
そんな考え方では、お互いの間に
ベルリンの壁はいつまでも
存在し続けると思う。

というわけで徒然なるままに
自分なりの意見を
だらだら述べていきましょう。

まず、オタクには
二種類あると思います。
そして、その2つには共通する要素が
あると思っています。

それはある事柄に対して
一般的な人が感じている以上の
価値があると感じているか。
(特にマイノリティなものに対して。)

例えば鉄道オタク。
記念の切符を買ったり、乗ったり、
音や写真をとったり、
私はそれ自体の価値はわかりませんが、
何か惹き付けられるものがあり、
それを求めてやってるのでしょう。

マイノリティではないですが野球オタク。
年間100試合以上ある1試合の
1プレーに心から一喜一憂するのは、
それが、私が感じる以上に
大切なものなんでしょう。

そして、謎オタク。。

頭を使うのはしんどいはずなのに、
それに対して自ら進んで、
お金と時間を消費して謎を解きまくる。

一般的な感覚だと……異常です!!

しかし、その解いた先にある
仕掛けの驚きや達成感、
後からわかるデザインの意味、
美しい伏線回収、物語の展開、
針の穴を通すようなそれしか無い語群、

そのように一般的では理解できない、
そこに価値を感じる人たちの中で
目立って表面上に出ている人たちが
オタクと呼ばれてると思います。

その一般的との解離を認識しないと、
多数派との対話は平行線となります。

そして2種類あると書きましたが、
それは行動的と心理的の2つです。

行動的オタクはその中でも比較的に
時間とお金を消費しています。
目立つのでオタクとラベル張られます。
これはマニアと近いイメージかと。。

心理的オタクは一般論に対して
翻訳作業をして、布教しようとします。
こちらも目立つのでラベル張られます。

心理的オタクはその一般的では
価値を理解できないものを

たとえば、
特撮オタクならヒーローのカッコよさ。
軍事オタクなら零戦の造型美。
オーディオオタクなら綺麗な音の違い。
電車オタクならその電車の素晴らしさ。

そのような感じのものを

謎オタクなら、
魅力的で奥深い謎解きの世界を……

それを多数派に、
わかりやすいように伝わりやすいように
翻訳する作業をするのが
心理的なオタクというものです。

私も謎に魅せられた痴れ者の一人です。
行動的で心理的な……

いつか多数派になり、
謎の魅力の価値が理解されるよう
小さなプラスティックのハンマーで
ベルリンの壁をこつこつ
叩き続けたいと思います。

そんなわけで……
仕事の忙しい時期も終わったので
溜まりに溜まった公演の感想を
ちょくちょく書いていきたいと思います。

謎オタクのひまうどを
これからもよろしくですm(_ _)m