カエルの楽園 | 放浪カモメはどこまでも

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百田尚樹さんが書かれた

「カエルの楽園」という本を読みました。

ジャンルで言うと寓話に属すると思います。

寓話とは比喩を用いて
教訓を学ぶものです。

動物や自然などを
擬人化して、
わかりやすくなり、
大衆に受け入れやすくなった
物語です。


今回は題名通り、

カエルが擬人化されているわけですが、
物語のテーマは、

「衆愚政治に陥る日本」だと私は思いました。


いきなりネタバレになりますが、
具体的に比喩のもとについて自分なりの
考えをまとめさせていただくと、


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ソクラテスは第三者であり観測者でもあるため
私たち、読者を表しています。

ナパージュはJAPANを逆から読んだ
日本の事を言っています。

三戒は憲法9条のことを示しています。

誤りソングは自虐史観のことを示し、

ナポレオン岩場は原爆記念碑を示しています。

スチームボートは鉄の船ということから
沖縄のアメリカ海兵隊を示し、

ハンドレッドは数字の百が和訳なので
著者の百田尚樹氏。

デイブレイクは夜明けを
意味するため、朝日などの
マスメディアを示しています。

ハンニバル3兄弟は

自衛隊の陸・海・空軍の3つを示しています。

ヌマガエルは韓国を、
ウシガエルは中国を、

南の崖は沖縄を含む
日本の南端付近を示しています。

フラワーズ君は頭の中が
お花畑のシールズのことでしょう。


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と、こんな感じでしょうか。


これから、ちょこっと感想を書こうと思いますが、

その前に私のスタンスを書くのがフェアですね。


私はスタンスは中道、中庸のつもりです。

落ち着いて冷静に考えて、
その場の状況で答えを出せば
いいんじゃないかなぁ、と思っています。


ただ、同一条件で二択を迫られれば
最終段階では保守ですね。

日本の歴史や文化や人柄が大好きなんです。


こんな感じで、自分の考えを紹介してから
分析に入るのが、フェアというもんです。


この本でも出てきましたが
デイブレイクなる扇動者であり先導者は

自らを賢者と名乗り、考えの核を
示してないです。

これは日本のマスメディアにも
同じようなことが言われると思います。


どうも、これが私の許せないことの1つで
思想が偏ってるくせに、

普遍を装い、賢者を装い、

さも自分達の考えが
一般的であり、正解だと主張するんです。


これを詐欺的と言わずにはおれないし
卑怯そのものだと思います。

騙される論理的思考力のない
日和見主義の人も悪いですが、

騙す方が悪いに決まってる。


と熱くなってしまいましたが

この本の感想は気分が悪くなったです。


現在の日本の衆愚化した社会が
書かれており、カエルで擬人化したものの

起きている現象は

今の日本と同じわけで、

例えば、ハンニバルの兄弟の
ワグルラが処刑されるシーンは

国の為を思って行動した結果断罪される

元自衛官の一色正春氏を思い出しました。


この本で起きた馬鹿げているし
最低で酷いことは、

実際に日本で起きてきたことであるし、
今もなお、起こっていることなんです。


だから、気分が悪くなるわけです。

色々知っているから。


この本を読んで、

内容に怒る人は論外でヤバい人だと
思いますが、

何にも感じない人もかなりヤバいと
思います。

この本は読者の試金石になる本だと
思います。


1度読んでみて欲しいです。

ただし、この本の内容も鵜呑みにしては
いけませんけどもね。


自分の頭でしっかり考る。


結論を出すための情報元も気にする。


全ての情報にはバイアスが
掛かっていることを念頭におく。


日本人、一人一人がそのようにして
自分達の生まれ育った国を愛すれれば、

ウシガエルに支配されることは無くなると
思います。