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人の気持ちが分からないから作家になりたい

あらゆる物語から吸収したい
人による創造物に触れた時に感じたことを書いていく
それを後から見て恥ずかしくなったり脳内記憶の補助や糧にするためのブログ

展覧会、展示が大きく1部屋と、おまけのように窓際に1部屋。

まとめて展示しているパターンが珍しくてある意味良かった。作品の性質にもよるけど、今後の展覧会もまとめて展示するのはありだと思った。分散して混雑しにくいので。

彼は水彩画を進化させて爆破アートを生み出しながらデジタル技術も取り入れたりと、奥深さと革新性を併せ持っている珍しいアーティストだ。他のアーティストで、1つの表現方法から抜け出せない人も良くみるので、その点はすごいなと。

爆破のアートで思ったのは、全てのモノあるいはサービスに言えることなのだけど、見る側、受ける側はその完成品のみを得るのみなので結果が全てで、作り手側は長い構想期間と制作過程を経て完成まで辿り着いていて、そのギャップを埋めないと実は正しく価値を理解できないことが多いと思っている。その制作過程のうち、最終過程が爆破という手段だと、一瞬にして作られたという錯覚をもち、そのギャップをより強める効果を感じた。多くの作品が、同じ手法だと知ってしまうと、そこに宇宙や色々なテーマを持っていても、見る側は飽きてしまう。実際、後半の作品は誰も見ていないものもあった。本当は、その背景に応じて、素材や配置を検討したのだろうけども。

今回、何よりのハイライトは、いわきの震災復興。地元の方と共に写っている写真を見て心からスゴイと思った。そして自分の非力さも痛感した。アーティストが社会を変えられる力を持っていると、改めて確信を持てた。

評価が高く読んだ

ストーリー、ミステリーどちらも腑に落ちず、最後まで違和感があったためモヤモヤとしながら本を閉じることになった。

ミステリー的には大きな仕掛けがあって、疑わしい人を出しておいて終盤に身近な人が真犯人という極めて王道パターンであった。殺人も一件のみで、それをひっぱりにひっぱって長編としてまとめあげる筆力はやり圧巻なのかもしれない。

ここで重要なのは、遺族の心境だったと思う。兄弟と、血の繋がりのない妹。離れ離れになっても、硬い絆で繋がっていたのだが、妹が犯人と思った人の息子に恋をしてしまう、というプロット。もっと関係性にヒビができたり、良い意味の裏切りも欲しかったなと。発見がなくて、予定調和の登場人物像が作り物感を強めていた。

そうゆう視点からすると、「手紙」の評価が高い理由が納得できた。

反面教師として大事にしておきたい作品となった。

激売れしていて、嫁の評価が高かった。

よって、かなり期待して読んだ。

とにかく文章が美しかった。そして、最近の物語の傾向ということなのだが、徹底的に心情表現を丁寧に描いていた。余すところなく主人公の2人が何を考えているか分かるので、入り込むと言うより、ずっと2人の近くで見守っている感覚を持った。

ストーリーは王道なので、最後に2人がどのように人生に向きあうことになるか、ただただ心配しながら読み進めて行った。


この作品から感じたテーマはまず「家族とは何か」。

不倫、ヤングケアラー(ネグレクト)、LGBTQ、などの最近の社会問題も交えながら、新しい家族の姿を提案していた。冒頭で、浮気を認める家族なんて変だという導入から入るのだが、確かにその時は読み手側も「何でこんな変な状態なんだろう」と思って読み進め、最後に同エピソードが語られるとき、その状態を変だとは思わなくなっていた。


そして「女性の自立」。

男に依存する母親を持つ2人の少年少女が恋に落ち、すれ違う様をそれぞれの視点で描いていた。主人公が、地元から、親から、元カレから、もがきながら自立して行くのだけど、最後にはやはり全てを捨ててでも元カレを支えたいという自分の意志を持つ。自立して得た答えが、やっぱり好きな人と過ごしたい。でもそれは男に依存することとは全く違う。というストーリーだった。


とても王道だったので、前評判からするとやや肩透かしを食らった。

また、とにかく男の言動が女性から見た視点で描いていた。それも全ての登場人物が。それが少し気になった。彼氏が浮気や豪遊など最低な行為をしているときも、ギリギリクズに感じないの範囲で描いていた。まるで有名芸能人のおイタのニュースの様に。


こうゆう作品が売れるんだなあと思い、とてもインスパイアを受けた。


物語として描く以上仕方ないかもしれないが、どちらも大成功するのは都合が良すぎるかもしれない。ある程度才能を持った人間が専門的な学校で教育を受け、第一線級の人の元で修行して初めてデビューできる世界で、半分我流の2人がここまで行くことになる説得力が少し薄い印象があった。

最低でも女性側は、服飾の大学に行くことと、母親の世話を天秤にかける葛藤があっても良かったかも。そして最後は働きながら、高校卒業時に行けなかった大学に通わせてあげるとか。


男女のすれ違い、というテーマに絞ると、やはりラ・ラ・ランドは偉大だと再認識した。あれは音楽があったからかもしれないが。