展覧会、展示が大きく1部屋と、おまけのように窓際に1部屋。
まとめて展示しているパターンが珍しくてある意味良かった。作品の性質にもよるけど、今後の展覧会もまとめて展示するのはありだと思った。分散して混雑しにくいので。
彼は水彩画を進化させて爆破アートを生み出しながらデジタル技術も取り入れたりと、奥深さと革新性を併せ持っている珍しいアーティストだ。他のアーティストで、1つの表現方法から抜け出せない人も良くみるので、その点はすごいなと。
爆破のアートで思ったのは、全てのモノあるいはサービスに言えることなのだけど、見る側、受ける側はその完成品のみを得るのみなので結果が全てで、作り手側は長い構想期間と制作過程を経て完成まで辿り着いていて、そのギャップを埋めないと実は正しく価値を理解できないことが多いと思っている。その制作過程のうち、最終過程が爆破という手段だと、一瞬にして作られたという錯覚をもち、そのギャップをより強める効果を感じた。多くの作品が、同じ手法だと知ってしまうと、そこに宇宙や色々なテーマを持っていても、見る側は飽きてしまう。実際、後半の作品は誰も見ていないものもあった。本当は、その背景に応じて、素材や配置を検討したのだろうけども。
今回、何よりのハイライトは、いわきの震災復興。地元の方と共に写っている写真を見て心からスゴイと思った。そして自分の非力さも痛感した。アーティストが社会を変えられる力を持っていると、改めて確信を持てた。