年間読書量が200冊を超える人からのおススメで読了。
伝承と創作が入り混じった作品。漫画にもなっている様だ。読み終わった直後の感想としては「性的な表現を割愛してジブリに映像化して欲しい」と思った。
コミカルな表現がいくつかあった。フリとオチ、天丼(繰り返し)、ナレーション(状況説明)など。笑うことはなかったけど、個人的嗜好としてはファンタジーとコミカルという構成は好みだった。
気になったのは、恐らく伝承や行事を正確に丁寧に作中に入れたいという思いが、テンポを阻害していたと感じた点だ。これは地元に対する敬意があるから、省略できない部分でもあると想像したが、作品としてどこまでその要素を入れるかは、バランス感覚が求められると感じた。いちいち説明口調となることを回避するために、本作品では作者も登場人物も沖縄の人だったが、例えば部外者が巻き込まれるという設定でも良かったかもしれないな と思った。「●●って?」と読者と一緒に沖縄の世界を知って行けたかなと。
登場人物はみな破天荒で、それが島人の特徴なのか、池上さんのユーモアなのか分かりかねた。これは合う合わないが出そうと思った。むやみにキツイ性格が多い気がした。
自分だったらオススメはしないかなと思ったが、とにかく嗜好に合ったので非常に参考になった。
