『最悪の土曜日と最高の金曜日』 -33ページ目

『最悪の土曜日と最高の金曜日』

脳のもやもやが書き込まれる場所、たまに写真館。見たい人だけ見ればいい。

ここは俺の見ている夢なのか、夢の俺が見ているのがここなのか

そんなことはどうでもいい

なにが現実でなにが夢なのか

そんなことはどうでもいい

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どこにでも繋がる舞台裏

黒幕の裏には無限の空

彼女はそこに座っている

僕にはそれがわかっていた。

二度目の来訪

そんな気がするだけ。

花嫁衣裳の五人の彼女たち

写真に写る姿が透けている

中央の彼女は顔がない。

懐かしさと寂しさ、くやしさ

気付くとベットの上、頬を伝うは涙か汗か

どうやら夢を見ていたようだ

かけていた映画の夢をみていたのかうまく思い出せない

ただひどく悲しい気持ち。

気付くと彼と彼女と彼女がそこにいる。

「鍵はどうしたの?」

「開いていましたよ先輩」

彼が言う。

無用心だったなと思いつつ外に出てみる

セピア色の空、沈む夕日の頂上に、雲で隠れた満月が見え隠れしている。

「先輩、見てください、空に絵が描かれています」

どこにもそんなものはない。

怒り帰る彼女、「だからそこは俺の家なんだけど…」

ふいに空に見える大きなもの、あれはなんだ?絵か!

「×××!絵だ!本当に空に絵が!」

戻る彼女、動く空の絵、現れたのは巨大な飛行船。

追う、否、降りてくる、巻き起こる風

「これを使いましょう」

出された布を四人で掴み宙を舞う。

内部に入る

ブランコがある

来たことがあるような気がする。

彼と彼と彼女と彼女と彼女がそこにはいる

不安定な足場をバランスを取りつつ進む。

飛行船は遥か上空へ息を吹き返し地上は遥か遠くへ霞んでゆく

「堕ちたら助からない」

どうして来てしまったのかわからない

彼は堕ち五人は進む、彼は前にここで死んだはずなのだが

階段を上がる前、彼女は写真を取り出す。

談笑、そして意識が消える。

気付くとベットの上、頬を伝うは涙か汗か

ここは現実だろうか、それとも彼の見ている夢の続きだろうか

とりあえず、学校へ行こう

彼らに会いに。

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この話はフィックションではありませんが現実ではありません

どこからが現実でどこまでが夢なのかは私にはわかりません



路線  『誇線橋から愛を込めて』






あら、下駄の鼻緒が切れてしまったわ…


仕方ない僕がおぶってあげましょう!


…それだけは絶対に嫌。


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(金曜日)


何気ないこの一時にこそ幸せを感じられるといことは脳は正常に働いているのだろう。


幸せで、楽しくて、そして少しだけ、悲しくなった。



(土曜日)


距離をつかむのが上手くなったと思う。

間合いをはかるのが上手くなったと思う。

絶妙な距離感で近づき離れ、破滅を回避する。

それが楽しいのか、本当は近づきたいのに近づけにいるのか、単に馬鹿なのか、

わからない自己統制できていない自分がおもしろい。


彼の人の声も憂いも笑顔も姿も何もかも好ましい。


それでもあの人には到底敵わない。

あの人は私が今まで出会った中で一番完璧だ。


きっとまだ大丈夫。

まだ、大丈夫。


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見つめられて

抱きしめられて

耳元でささやかれる、

もうどうなってもいいや。


空耳だろ?

私、君のこと好きだよ


え?まじで?


うん、人としてだけど


………………。


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(土曜日)


後ろめたいと思っていたはずでも

いざ会うと好きな気持ちで接している自分は道化か?


触れた彼女は暖かかった。

離れるのが辛い。

それを認めるのはもっと辛い。



(金曜日)


笑顔、涙


談笑、嫉妬、安堵、困惑


どれをとってもこの上なく愛おしい。


君も私もこれ以上近づくのはお互い危険だとわかっているはずだ。


それでも近づきたいと思っている。


思っているのは私のほうだけかもしれないが。


君の全てが欲しいわけじゃない。


少しでいいから君からの愛を受けたいだけだ。


それが傲慢だと何故私は気付かない。


とっくに気付いているんだよ。


だから迷ってる。


いっそのこと全て打ち明けてしまおうか。


それで楽になれるだろう。


君は受け入れてくれるかもしれない、


そうなることがこの上なく恐ろしい。


触れた彼女は暖かくて、


少しだけ震えていた。


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私ほど所有欲の強い人間が目の前に現れたら、


全てを否定してやろう。


それが私を否定することになるのだから。


空気を読めない男

空気を読まない男

空気を読みすぎる男

空気を読ませない男

空気を知らない男


空気ってなんだ?


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(金曜日)


安定しないからふらつくのだと思っていた。


一時のことだと。


安定させてからも何故かふらついている。


これも一時のことなのか?


それとも…



(土曜日)


嬉しいのか悲しいのかもわからない。


君はいったいどういうつもりなんだい?


貴方はいったいどう考えているの?


幸せになって欲しいと思った。



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あんたはいつもそうだ、


雨の日も晴れの日も雪の日も。


血の池渡って骨の山を登ってここまでおいで、


全てを否定してあげるから。