将来の夢という名の妄想 | 嗚呼、素晴らしきかなハイパーロング・ライフ!

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目指すはヒップ超えハイパーロングヘア。
美しく伸ばすため日々美髪の研究。
髪のことだけじゃなくいろんな日常も。


将来の夢について語る時、
少なからず「店をやりたい!」みたいな妄想しませんか??

わたしはします!笑
はい、現在進行形です。

さきほどテレビで客の入らない店、というものをやっていて
非常に興味深く見ておりました。
わたしが日ごろ妄想している将来やってみたいお店、というのも、
いざ開店してみたらおそらくこういった類の店になるのだろうなァ、と。

小説を書くときなどは、主人公の職業に設定することも多いです。
自分がおそらく叶えられないであろう夢なので、
かわりに小説の中で叶えてもらうんですね。笑

わたしがしたいお店というのは、
『恋文屋』です。

代筆屋というわけではありません。
恋文を書く為の道具を売るお店です。

綺麗な便せんや切手に絵葉書、
綺麗なガラスのペンやアンティークのペン立て、
手紙に香りを添える為のお香や香水。
筆記コーナーも設け、夢二や中也の恋の詩の本を並べ、
ピアフなど聞きながらゆっくり恋文を書いていただくのです。

メールの送信ボタンを押すか押さないかでドキドキするのもオツなものですが、
やはり緊張してこわばる指を必死で動かした手紙に勝るものはないでせう。

誰かの為を思い、いかにあふるる思いをめいっぱい伝えられるかと悩み、
悩んで悩んで便せんを選び、ペンを選び、インクを選び、切手を選び、
書けるだけの想いを一文字一文字に詰め込んで、香りを添えて。
ポストか靴箱か手渡しか、最初から最後までドキドキが持続する。

恋文は、こんなにもたくさんの想い人への気遣いが詰まっているのです。
素敵だと思います。メールではできないものだと思います。

わたしは今お付き合いしてる人にもたまーにですが恋文を書きます。
本人に渡さずにしまったままの恋文もあります。
そうやって大事に取っておきたい気持ちを込めて、
封を閉じたまま大事にしまい込んでおくのも良いんじゃないでしょうか。

恋文は気取りすぎていると思うでしょうが、
わたしは恋というのは少々気取るくらいがちょうどよく、
愛を正直に語るには、気取っているくらいでないと素直になれないのではと思うのです。

そういうとき、ちょっと気取った気分にさせることができる環境や道具をお売りする。
そんなお店をやりたいな、と常日頃から妄想している訳であります。

もしそんな店があったなら、来店して下さいますか?
ちょっとした夢のお話でした。