おはよう御座いまぁす
昨日は、第28回東京国際映画祭の「歌舞伎座スペシャルナイト」に出演し、舞踊「雨の五郎」を踊らせて頂きました。
映画祭のスペシャルイベントということで、
海外の方や初めて歌舞伎をご覧になる方が多いと思い、ザ・歌舞伎というイメージであり、見て分かりやすいものをという理由でこの演目を選ばせて頂きましたが、
「ジョン・ウー監督も楽しんで観ていらっしゃいました!」と通訳の方に教えていただき、理解して頂けたのだと思うと とても嬉しいです。
海外の方がこれから日本に来て歌舞伎をどう楽しんだらいいか、という質問がありましたが、
「まずは言葉の壁があると思うんです。普段から歌舞伎を見ていらっしゃらない方はイメージで、難しそうとか敷居が高いとか思われがちなんですが、まったくそんなことはないんです。
イヤホンガイドもありますので借りて頂いて、ガイドを聞きながらだとセリフを聞くのが難しいので、もう1回来て頂ければわかると思いますし、歌舞伎座の2階席から観ていただくと、僕だと僕の紋がイチョウですから、イチョウの形を作っている場合がある。階を変えて観て頂くのもいいと思います」と、答えました。
今回、国際映画祭で歌舞伎座で踊らせて頂けるという機会に恵まれ、本当に役者冥利に尽きます。非常にありがたく嬉しく思っています。
片岡愛之助は歌舞伎役者でございます
これからも歌舞伎を突き詰めるべく精進していきながら、若い世代にももっと歌舞伎に興味を持ってもらえるよう、
歌舞伎以外でも役者として、他のお芝居、ミュージカルなどにも挑戦していきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます