白鵬関が追求している後の先 その4 「リスク」 | 内藤堅志オフィシャルブログ「労働科学研究者 内藤けんしの"ちょっといい話かも!"」Powered by Ameba

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労働科学研究所 協力研究員。
第1種衛生管理者。
労働衛生・安全、技能伝承、ストレスを研究しています。成功、活躍した人を分析して「運」も研究しています!

はじまりました、大相撲九州場所。

昨日も「後の先」が話題になっていましたね。

結びの一番が終わったところで、アナウンサーさんが‥‥
「15日間全て、後の先で勝つことが目標ですと、白鵬関は言っています!」


解説の北の富士さんも‥‥
「そこまで(大変なことに)こだわらなくてもいいけど、そうしないとやってられないんだろうな‥‥」と。


北の富士さんも、後の先の大変さがわかっています。





先日、後の先は“死(負け)”を覚悟しなければできないと言いましたが、それはなぜか?


その理由をリスクマネジメント的に説明しますと、


後の先は、先ず相手に攻撃をさせることが必要です。

そして、その攻撃を凌いで反撃に出て勝つ”わざ”、それが後の先です。


するとそこには、相手の攻撃を受けるというハザード(hazard)や相手の体勢が有利になるハザード(hazard)があり、その結果、負けるというリスク(risk)や怪我の恐れというリスクが発生します。

つまり、負ける(横綱からすると死)確率が高くなります。



では、なぜ、そこまでして冒険をするのか?
なぜ、そこまでして双葉山さんは後の先を追求していたのか。

文献調査で徐々にわかってきました。


これは機会があったらお話しをしたいと思います。


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