実は、疲労とストレスは関係深いんです。
疲労とストレスの関係をハッキリとさせることで、疲労を回復したり、ストレスを軽減できます。
つまり、「対策が立てられる」ことになります。
いろいろな説明方法があると思いますが、これから、時間の流れを用いて説明します!
下の図に示すように、疲労とは「これ以上続けることが出来ない状態」といえます。またストレスは「これから行うことが嫌だ」という状態です。
次に、では疲労やストレスがいつ顔を出すのか?というと‥‥
図に示すように、仕事中では、疲労は休んでいる時に顔を出します。そしてストレスは仕事中に顔を出します。
具体的には‥‥
疲労は、休憩時間にドット疲れが出るような状態です。
ストレスは、「ああ、あと2時間も仕事するのか(泣)」、「あああ、あと20個も組み立てるのかぁ(泣)」というように仕事中に顔を出します。
これをスポーツに例えるならば‥‥
疲労は練習や試合の休憩中に、ストレスは練習中、あるいはシーズン中に顔を出します。
相撲で表現するならば‥‥
疲労、は稽古後や取り組み後に顔を出します。
ストレスは、場所中15日間ずっと顔を出しているはずです。
(勝たなければいけない不安があるからです)
では、どのように対処をすべきか‥‥、
疲労は、とにかく休むことです。休養です。休憩でも大丈夫ですが休養が一番といえます。
内容は「寝る、横になる」などのネガティブレストでも、「スポーツや映画鑑賞、趣味」などのアクティブレストでも良いと思います。
とにかく仕事やスポーツから離れる(違うことをする)のがよいと思います。
ではストレスはどうするのか‥‥
「闘う」しかありません。
または「共存」でも良いと思います。
でも最終的には闘うことになります。挑戦と言っていいと思います。
大切なことは「ストレスから逃げない」ことです。
だって逃げていたら、逃げたことがストレスになりますよ。
(おそらく皆さんは経験上わかっていると思います!)
そして、一番大切なことは‥‥
「一緒に闘ってくれる仲間」
を作ることです。
一人で闘ったら絶対負けます。
だって、ストレスを一つクリアしたら、また新しいストレスがきっと出てきます。
共存の考え方としては、「今、闘えなくても将来に備えて逃げないでストレスちゃんと一緒に暮らして、戦えるようになったら戦う!」というニュアンスです。
ガマンをしないで欲しいから「共存」にしました。
ストレスちゃんの特徴を理解してコントロールしながら戦える日が来るまで共存しましょう!
(ストレスマネジメント!)
最後に今までの話しをまとめるならば‥‥
となります。
あと、ストレスは疲労(疲労感)に変わるそうです。
毎日ストレスを感じていたら、疲れが大きくなったり、腰が痛くなったり、肩が痛くなったり、胃が痛くなったり‥‥疲労感が増してきます。
だから、ベストパフォーマンスを出すためにはストレス対策が必要となります。
これについては、後日お話しします!
注意:
このテーマは、私が所属する「公益財団法人 労働科学研究所 佐々木 司 研究部長」の話を内藤がわかりやすくまとめました。
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