コロナのせいで、という言葉を色んな人から聞くけどむしろコロナのおかげで、と言った方が良いこともある。
自然法則として自浄作用が世界のバランスをとるためにあるのだとしたら、コロナは自浄作用を以って「自粛がストレスになる社会」の在り方を問うたのではないかと思う。
そもそもなぜ過剰に発散しないといけないストレスが溜まってしまうのか?
それを考えるべき。
世界の「当たり前」が何か?どうあるべきか? これが大事
東京一極集中。
この自浄作用として地方創生がある。
大きく見ると日本として東京を分割していこうということ。
でも儲けてる東京から見ると、分けると損をすると思ってる。
でも日本全体から見ると、分けた方が良い。
自分さえ良ければ良いの意識が拡大されると、全体は壊れる。
でも全体は個を意識しないといけないし、個もまた全体を意識しないといけない。
どちらが欠けてもバランスとしてはどちらかが「過ぎる」ことになる
全体が個を無視すると全体主義になるし、個が全体を無視しても存在として崩壊する。
バランスが何より大事。
どちらも釣り合いを取らないといけない。
それにはどちらも相手を立てようとする意識がないとバランスは取れない。
自分だけが立つ意識から相手を立てようとする意識へ。
これでバランスは取れる。
だから今の世界がおかしいのは当たり前。
だって相手を突き飛ばして勝負に勝たないと成長できない仕組みなんだもん
そういや分断と分割を同義に捉えてる人が多いことは今回の住民投票で少し気になった。
分断は頭が分かれるけど、分割は頭は一つで役割が分かれるだけ。
「断つ」のか「割く」のかの違いは大きい。
断つと自分たちのやりたいようにやれる。
頭が分かれるということ
でも割くとそうはいかない。
頭が一つだから。
地方創生がなかなか進まないのと都構想が否決されたのと、背景は同じだと思う。
価値観、主義、思想、自分だけが立つという意識が強い
コロナ禍の中では不安が加速するから、自分が立たないといけないという意識が普段よりも強かったはず
これもコロナのおかげで見つめ直すことができた結果の一つだと俺は思う