家族の絆 | ろっくな詩人のまちづくり応援ゆめ日記

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困ってる人を助けられるなら俺は詩人じゃなくても構わない。
今はたまたま詩人なだけで明日は別人になっているかもしれない。

だけど目的があるから何になっても迷わない。
ゴールテープはいつもハッキリと見えている

俺は頭蓋骨を割ったから部分的に記憶が無い
都合よく嫌なことばかり忘れたらそれでいいけど
大切な思い出も良く思い出せない
その中に家族との思い出がある

昔みんなで行った旅行
ウチは貧乏で貧しかったから
そんなに色んなところには行ってない
ウチは自営業で日曜も祝日も忙しかったから
子供と遊ぶ余裕も無かったんだろうな

そんな中連れっててくれた貴重な思い出
小さい時だから。ということもある
それでも少しは実感としてあるはず
でも頭の中に実感はない

大きくなってからは反抗期で
家族でどっかに行こうとならなかった
なっても行かなかった
今思うと恥ずかしかったんだろうな
今じゃその恥ずかしさを越えて俺が誘う
兄弟は離れて暮らしてるけど俺が出来損ないだから
みんな心配してくれてる

親に遊んでもらった記憶はない
親に褒められた記憶はない
親とどこかに行った記憶も曖昧

でもずっと家に居た記憶はある
いつも側にいてくれた記憶はある
うるさく言われた記憶はある
殴られたこともある
木に縛り付けられた記憶はある
うるさかったけどよく構ってくれたなぁ
絶対放っておかなかったなぁ

家族の絆っていうその大事なことは
特に良い記憶じゃないんだ
何を買ってもらったか
他所のとこと比べてどうかじゃない
どこへ連れてってくれたとか
どれだけ褒めてくれたとか
怒らないとかそういうことじゃない

だって俺は記憶がないけどとことん感じてる
昔の写真を引っ張りだしてきて
家族で俺の記憶を思い出させようとした
それでも無理だったから今度は記憶を創ってくれた
こうだったんだよ、ああだったんだよ
お前はこの時こんなワガママを言ったとか
こんなところで泣いてみんなに迷惑かけたとか

昔から迷惑かけてたんだなぁと思いながら
家族がいつも自分の側にいて見てくれてたことに気づく
兄弟もみんな知ってること
俺は忘れたけど、俺は記憶がないけど
俺は知ってることがある

いつも屋根のある家に居た
いつも親に怒られてた
いつも兄弟喧嘩してた
家出した時も家族はそこで待ってた

小さい時は気づかない
その気づかないことに親は気づいてる
そしていつか気づくということも知っている

その時のためにその時を信じて
親は子を育てる
思い通りにならないことばかりで
子も思い通りにしてもらえないことばかりで

いつかその思い出すべてが絆なんだと気づく
誰かと過ごしたそのこと自体が絆なんだと気付く
良いことばかり重ねる必要はない
ただその愛をもって側にいれば
きっといつか気付く

家族の絆

ロックな詩人ツヨシ~皮ジャンから筆ペン!?
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