支えの腕を | ろっくな詩人のまちづくり応援ゆめ日記

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困ってる人を助けられるなら俺は詩人じゃなくても構わない。
今はたまたま詩人なだけで明日は別人になっているかもしれない。

だけど目的があるから何になっても迷わない。
ゴールテープはいつもハッキリと見えている

皮ジャンから筆ペン??-090831_022108.jpg

ある日電車の中
おばあちゃんが電車に乗ってきた

優先座席は若い人でもういっぱい

普通の座席を求めて歩き出すと・・・おっと!
危ない!

フラフラのおばあちゃん
それもそのはず杖をついてる

ヘッドフォン付けて足を広げて座席の端に座る若者
クラブ帰りかな?ジャージを履いた若者


「譲るべきは貴様だろが!」

とか言うと争いしか生まない。
何よりおばあちゃんが気を遣う
我慢するしかないのかな


スッ
と立ち上がったは中年の人
「どうぞお座り下さい」

気分は一気に晴れやかになった
良かったね!おばあちゃん



俺がヤクザなら睨んで立たせられるだろう
でも俺は非力な表現者。
だから作品にした


誰彼構わず「若者は立て!」なんて言うのは言葉の暴力だと思う。
若者にだっていろんな人がいる。

とすればカテゴリは年齢別ではないのか・・・
じゃあ何か

ヘッドフォン付けてる若者よ
クラブ帰りの若者よ

あなた達は疲れてるかもしれない。
休みたいだろう
座りたいだろう

しかしその足にはまだ立ち上がる力が残ってるはずだ

世の中には踏ん張りたくても踏ん張れない人だって居る事を知って欲しい。
あの若者がもしかこの作品を見て
次は支えの腕を出してくれたら嬉しいなぁ