下垂体を支配するかの如く。延びる。
秋が運ぶのは夏がコンクリートに残した残暑と蜃気楼に似た憂鬱。
猫は姿の無い熱に魘され今日も眠れない。
暖かな腕の中の温度の誘惑に負けてしまうのが癖。
僕の形を保ってくれているのは確か、けれども、僕の『形(内面的な。精神とか思考とか)』を崩しているのも彼。両刃の剣のような存在だからこそ、僕は彼が愛おしいのでしょうか。
何時かは別離が訪れると云うのに。依存して、涙するであろうは僕なのに。膨大な量の哀しみを体で受け止める準備をする僕は、相当なマゾヒストのようだ。
傀儡は傾いてご挨拶を。
結局夜通し起きていて。
頭に入ったのか定かでは無い生理学(血液の仕組み。血、と云う字を見すぎて只の記号でしか最早無いそれを書き続けた。)は取り敢えず今は教科書とノートを閉じた。
明らかに睡眠不足を示す顔は酷く、階下で金切る様に泣き叫ぶ子供にさえも疲労感が募る。
下腹部へ募らせる不安も、現在はほんの些細な痛みで増幅するばかりで。
あの香水を纏わないのは、せめてもの抵抗。
噎せ返る様な甘い甘い香りも好きだけれども、今日はどの香りを纏おうか。そろそろあの香水は返すべき。そして返して貰うべき。
オーブが僕に馴染まなくなってしまう前に。
ペンダントトップが落ちる音が1番心地いい。
君の声は僕の約6割を構成する。
君の声でご飯が美味しい。
サビよりも大好きなフレーズの一部は僕の頭の中に生理学よりも深く刻まれてしまった。
LIPS、彼と行ったインターネットカフェで視て。
映像面も、楽曲としても、あぁ好きだなって思った。やっぱり買えば良かったかな。
10月に発売されるアルバムに期待。暫くは僕の登下校のお供になるだろうから。
この言葉は大好き、って言葉よりも深い意味を持つよね。君が居るからこそ、ご飯が美味しいのだから。君が居てからこそ、想える幸福の一瞬で。何気ないのに想いは深くて。
声イコール存在を意味するのかな、って。現実に君が隣に居るだけじゃ無くて、君と確かな繋がりが有るからって解釈しても良いのかな。
やっぱり涼平世界は大好き。
likeとloveの違いを今一理解していないであろう彼は、僕よりもきっと単純な人。
だからこそ、些細な反抗を僕に見せる所とか好きなんだけれども。
世界観の大きな違いさえも愛おしくて、多彩な表情とか、囁く甘い科白に酔ってしまう。
つまりはベタ惚れなんだろうな。悔しいけれども彼が調子に乗る程に。
でもその分愛して貰っている確証は未だ皆無で、時折耳にした噂の所為で自分の中で彼と云う人間の本質を信じ難い部分も見え隠れしてしまうのも事実。
それを乗り越えて自分が彼を視るって決めた筈なのに、何処か噂に流されてしまうから。僕はまだまだなのです。
それでも、きちんと話してくれるから今は彼を信じられる。
結局は僕も所詮自己中心的生き物なので、彼との数時間の甘い逢瀬よりも当たり前の様に勉強を取ってしまうんだろうけど。切羽詰まった状況に追い詰められてしまうまでは睡眠時間を削る事も惜しくはないと想って仕舞うところとか、やっぱり盲目で。
分かっている筈なのにね、止められないのが人間なのでしょうか。
眼を隠しているのはきっと、彼の大きな温かい手。