職場の教養-倫理の館ブログ -4ページ目
モチベーションアップ
大手外食チェーンに就職したBさん。本部勤務の事務職として三年目を迎えました。入社当初は、仕事を覚えることに手一杯で、心の余裕はありませんでした。
二年目になると、業務にも慣れ、少し余裕が出てきました。交友関係が広がり、いろいろな人の話を聞く中で、他の仕事が羨ましく思えることもありました。
なぜなら、Bさんは普段、お客様と接する機会がなく、決まりきった仕事内容にマンネリ感を抱いていたからです。
Bさんは、先輩の事務員に、自分の気持ちを正直に伝えました。すると、先輩も時々同じような心境になるといいます。
仕事にマンネリを感じた時、先輩は、自社の店舗に足を運んで、食事をしながら、来店者を観察するそうです。「自分の仕事がお客様の喜ぶ顔につながっていると自覚することで、モチベーションを上げている」ということでした。
その話を聞き、Bさんも、先輩のやり方を真似るようになりました。「お客様に喜んでいただくための仕事なんだ」と思いながら、目前の業務に励んでいます。
今日の心がけ;やりがいを高める工夫をしましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
まず自分から
「隗(かい)より始めよ」という中国の故事があります。
中国の戦国時代、燕(えん)の王は、天下の人材を集める方法を側近の郭隗(かくかい)に尋ねました。郭隗は「賢者を求めるなら、まずこの私、隗(かい)を優遇してみてください」と言いました。
郭隗によれば、「私のような凡庸な人物が重用されれば、自分より優れた人物が自然に集まってくる」ということでした。早速、王が郭隗の教えを取り入れると、噂を聞いた天下の逸材が、王のもとに多く集まったといいます。
この言葉は、「大きな事業を始めるには、まず手近なことから手をつけよ」という意味の他に、「事を始める時には、まず言い出した人から実行せよ」という意味のたとえとしても使われています。
「隗より始めよ」を職場に当てはめてみましょう。新たなプロジェクトや新企画を立ち上げる時は、まず自分から範を示し、行動に移すことが第一です。
その率先垂範の精神が、人を動かし、状況を好転させるからです。
今日の心がけ;自ら行動しましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
ボランティアの成果
Cさんは二ヵ月に一度、地域のボランティアをしています。普段は車椅子で、施設と自宅を往復している人を、行きたい所に連れて行くお手伝いです。
行きたい場所や買いたい物、食べたい物は、極力本人の希望に沿うようにしてあげたいと考えていますが、自分が知らないことばかりなので、Cさんは毎回必死です。
普段の仕事であるデスクワークと異なり、車椅子を押し、食事やトイレの介助も行なうので、真冬でも汗だくになるくらい動き回ります。
しかし、不思議とあまり疲れません。むしろ、すっきりした気持ちで、翌日の仕事にも取り組むことができるのです。
<相手に喜んでもらうにはどうしたらいいか>ということだけを考え、自分のことはどこかに飛んでしまうからではないか、とCさんは思っています。
日々の仕事では、自分のことだけで手一杯になってしまうCさん。職場でも、<自分が、自分が>という欲を捨てて、仕事にも取り組もうと思うのでした。
今日の心がけ;相手が喜ぶことをしましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
弁当の思わぬ効果
Hさんへの昼食は、いつもコンビニ弁当か外食でした。長男が高校生となり、弁当持参になったことから、妻がHさんの分も作ってくれるようになりました。
同僚に「愛妻弁当ですか。いいですね」などと冷やかされることもあり、最初は照れくさかったHさん。毎日手作り弁当を食べているうちに、忙しい朝に二人分の弁当を作ってくれる妻に、感謝の気持ちが湧いてきました。
一ヵ月ほど経過して、さらに気づいたことは、毎日同じような弁当でも飽きがこないことです。また、 昼食後、眠気が差すことがなくなり、仕事にも意欲的に取り組んでいる自分がいました。
手作り弁当が、心や体調に良い影響を及ぼすという科学的な根拠はありません。しかし、夫を思う妻の愛情と、その愛情を受け止める夫の感謝が一つになって、Hさんの日々に、いい影響を及ぼしたのでしょう。
<自分一人が頑張っている>とつい錯覚しがちですが、家族をはじめ、周囲の人々の支えがあって、自分の働きがあることを忘れたくないものです。
今日の心がけ;身近な人への感謝を深めましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
海の日
今日は、国民の祝日「海の日」です。
「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨として、平成七年に制定されました。
古来から日本人は、海の美しさを歌に詠み、讃えてきました。
沖つ島 荒磯の玉藻 潮干満ち い隠りゆかば 思ほえむかも
日本最古の歌集『万葉集』を代表する歌人・山部赤人の歌です。「沖の島の岩に見えている美しい藻も、潮が満ちて海の中に隠れてしまったら、その姿がしみじみと思われることだろうな」という意味です。
この歌は、神亀元年(七二四年)二月に即位した聖武天皇が、国の平安を祈念するために紀伊国(現在の和歌山県)に行幸された折、お供をした赤人が、天皇を讃える歌と共に詠んだ歌です。
万葉集の時代から千二百年もの時が経っても、海の美しさは変わらないでしょう。美しく豊かな日本の海を大切にしたいものです。
今日の心がけ;自然の恩恵に感謝しましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>

