職場の教養-倫理の館ブログ -5ページ目
日本人と海
七月に入り、全国の海岸で海開きの時期を迎えました。
四方を海に囲まれた日本は、漁業や物流をはじめ、古くから海を利用し、恩恵を受けて発展してきました。
その一方で、海に関連する災害や事故も絶えることがありませんでした。日本人にとって海は、様々な恵みを与えてくれる感謝の対象であり、「畏れ」を持って付き合う自然の脅威でもあるのです。
海上安全を祈願するため、古来から、航海の安全を守る様々な祈りも全国各地で捧げられてきました。海洋の拠点である函館や鹿児島には、船魂神社があり、今も地域の中で大事にされています。
人は自然の中で生かされています。どんなに科学や文明が進んでも、自然を切り離して生活することはできないでしょう。
海に出かける機会も増えるシーズンです。安全に十分配慮すると共に、海の恵みに思いを馳せ、自然への畏敬の念も忘れずにいたいものです。
今日の心がけ;海の恵みに思いを寄せましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
理念を形にする
職場で行なう朝礼の内容には、情報共有や接客に関する基本動作の習得、チームワークの強化の他、業務の目的および目標の確認などがあります。
目的や目標は、経営理念、社是・社訓や経営計画書などに表わされているもので、朝礼で唱和する職場も多いのではないでしょうか。
会社の理想を掲げた経営理念の言葉は、社員一人ひとりの立場と役割に応じた働きとして、行動に表われて初めて会社の力になります。そのイメージを作り上げる場こそ、毎朝の朝礼に他なりません。
「今日一日、自分はどのような働きをするか」ということを、 朝礼での経営理念の斉唱時に、はっきりと思い描きます。さらに終礼で、その実現度合いを確認します。この小さな積み重ねは、個々の実力アップにもつながるでしょう。
経営理念や社是・社訓は、自分と無関係の遠いものではありません。私だけの、今日だけの経営理念実現のイメージを朝礼で確認し、自社の理想を自らのものとして、仕事に臨みたいものです。
今日の心がけ;理想の仕事ぶりをイメージしましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
おしゃべりが止まらない
Sさんの息子が通う小学校の、授業参観日での出来事です。
教室には児童、教室の後ろと廊下には保護者がいます。授業が終わり、ホームルームが始まるまで児童は騒がしかったのですが、先生から注意をされ、すぐに静かになりました。ところが、一部の保護者は、おしゃべりを止めません。
ホームルームが始まり、先生が児童に連絡事項を伝え始めても、保護者グループの声は教室に響き渡っていました。
わが子の参観に来ていたSさんも<うるさいな>と思いながら、ふとわが身を省みました。<普段の自分は、家で息子の模範となっているだろうか>。
子供の躾も、職場での教育も、指示や命令するばかりでは、相手の心には響きません。まずは自ら模範を示し、実際に行なっている姿を見せることです。その中で、無言のうちに伝わっていくものがきっとあるでしょう。
子供は、大人が思うよりずっと、大人の姿をよく見ているものです。言動が一致しているか、自分で時々チェックしてみましょう。
今日の心がけ;行動で手本を示しましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
遠慮は上品な強情
この春から、Cさんは新しい部署に配属されました。
前任者から引継ぎを受けて、いざ業務に当たることになりました。しかし、これまでとはまったく畑違いの仕事で、わからないことばかりです。
前任者に尋ねたり、同僚に確認したり、果ては、取引先の業者にまで質問をするCさん。しかし、見栄を捨て、わからないことは何でも聞いているうちに、仕事がスムーズに運ぶようになりました。
また、Cさんが聞くことによって、コミュニケーションがはかられ、社内も良いムードになりました。
新入社員であろうと、ベテランであろうと、わからないことがあれば、聞くことや尋ねることが肝心です。遠慮をしてわからないままにしたり、わかったような顔をして自分で抱え込み、周囲に迷惑をかけては元も子もありません。
遠慮は上品な強情です。仕事の上で不明な点があれば、ためらわず人に尋ねましょう。
今日の心がけ;過度な遠慮はやめましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
雨もまた良し
六月から七月にかけて、例年、不安定な天候が続きます。
雨が続いたり、湿気が多かったり、真夏のように暑い日もあれば、肌寒い日もあって、体調を保つのが難しい時期です。
また、天候や気候への不満も、体調に影響を及ぼすものです。
天候は本来、自分の力ではどうすることもできないものです。人知を越えた自然現象に対しては、まずその事実を謙虚に受け止め、その上で、適当な対策を立てるという柔軟さが大切でしょう。
風も雨も、寒さも暑さも、作物の成長をはじめ、私たちが生きていく上でなくてはならないものです。そうした自然の活動に対し、反発したり、嫌がったりしていると、自然の恩恵を受け取ることもできなくなってしまいます。
「蒸し暑くて嫌だな」「また雨か」とマイナスの心が働いた時こそ、自然の恵みに感謝する時、と心を切り替え、雨や太陽に「ありがとう」の言葉を向けてみましょう。
今日の心がけ;自然現象を柔軟に受け止めましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>

