礼節と尊厳
昨年の四月に米国アラバマ州タスカルーサ市を襲った竜巻は、被災者が数千人に上るという甚大な被害をもたらしました。
避難所で配給される食事を、整然と列をなして待つ被災者たち。その支援を担当した市職員は、日本の新聞社特派員に「どんな状況下でも人間は礼節と尊厳を保てると、あの大災害で日本人が示してくれた」と語ったそうです。
東日本大震災での過酷な状況の最中、礼節を保ちつつ行動した被災者の姿が世界に配信されました。世界から寄せられた賞賛の声は、衣食足らずとも礼節を保つことができるという証明でもあるでしょう。
尊厳とは、礼節という行動規範を支えるための、重要な心のありようです。それこそが、日本人が最も大切にしてきたものかもしれません。
礼節や尊厳を保つには、人生における生き方と大きな関わりがあります。日々を誠実に生きることで、そのような心根が自然と派生するものです。
自分自身の言動に責任を持ち、礼節と尊厳を維持したいものです。
今日の心がけ;節度ある行動をとりましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>