夜、全く星が見えなかったことから、気になっていましたが...
やっぱり翌日も曇り空じゃないのよーっ !!
起床時は まだ曇りだったんだけど、時間が経つにつれ、キャンプ場まで濃霧が立ち込めるようになってしまいました。
「ここで こんな濃霧なら、山に登ったら何も見えないじゃないのよっ!」
8時に登山開始の予定で、7時前には起きたのですが、この空模様だと気が重いです。ただ、周囲のキャンパーも焦る様子は無く... と言うか、ここに居る方々、登山者ではなく普通のキャンパーな感じもする(笑) それは... きっと、あたし達もそう見られていたことでしょう。
とりあえず登山開始の時間を1時間遅らせ、様子を見ることにしました。時間もあるため、テントも撤収し、片付けちゃいます。
時間が出来たので、皆(2人だけじゃないので『皆』になる)で記念撮影♬
関係ないけれど、背後に写ってるご夫婦のキャンパー。ベージュの大きなテントの内部に、左に引っ繰り返ってる小さなテントを張って寝ていました。どんな意味があるのかしら?
そして、山に登る準備。
ここで、またまた繭さんのトンデモスタイルを見せつけられます(笑) ちなみに、山に登るのは数年ぶりと話してました💦
山岳部として本格的に活動はしていたものの、卒業した時に登山靴は廃棄したらしく、靴が無いらしいの。なので、足元は普通のスニーカー。ウエアは学生時代に着ていたジャージ。(上は結局、着てなかったけど) そして素材不明のオリジナル・鮫シャツに、その辺のナイロン製ジャンパー。これしか手元に残っていなかったのか、初夏なのに保温材の入ったゲイター。
アウトドアメーカーのブランドなんて必要ない!って感じが、またスゴイのよ。
何よりも重要なのは、サメのぬいぐるみだそうです!
え? まさか... 連れて行くの?
彼女の事を侮っていました(笑)
「何処に行くにも一緒♪」と言う彼女の言葉に嘘・偽りはありません!(笑)
ちょっと遅いけど、AM9:30登山開始です。
最初から登りが続きます。 ...って、普通の山は登りから始まるのよね。そして繭さん、恐ろしい程にペースが速い。頑張って付いて行こうとしたんだけど、5分も持たなかった💦
登山はいつも同年代の女性としか登らないため、彼女のペースに全く付いていけない。しかも繭さん、ワタちゃんを持って登ってるのに!
⇩ワタちゃん、潰されて苦しそう💦⇩
荷物の8割を、サメが占めていると思われます(笑)
繭さんも自由にサメの写真を撮りたいようなので、お互いのペースで登ることにしました。
結局、山登りは各々のペースで登るのが一番だね。
登るにつれて、少しづつ太陽が照るようになってきたわ。でも下界の方は雲海(?)なのか、海からの濃霧なのか、とにかく曇っています。アポイ岳の地域的なものなのかしら? それとも、今回たまたま? 良く分かりませんが、山を登れば晴れるのは間違いなさそう。
麓の方は、厚い雲に覆われています。
繭さんは、こんな風にサメの楽しい写真を撮りながら登っています。
「こんな楽しみ方もあるのね~」と、ある意味、感心しちゃいました♪
アポイ岳は登山者が多い山で、既に下山してくる方々とも多くすれ違いました。常に繭さんが先行して登っているのですが、2~3人のグループとすれ違うときに「何で山なのに、サメなの?」「あのサメ、ヤバイよな~。反則だよ」「ぬいぐるみ持って山を登るのってスゲー!」と言う会話が聞き取れます。そりぁ、インパクトあるわよね~ でも恥ずかしいので、「その子、あたしの連れです」とは言えなかったわ。繭さん、ごめんなさい(笑)
アポイ岳と言えば豊富な高山植物のイメージですが、時期が終わったのか、そう多くの花は見られませんでした。また、植物は詳しくないので、どれが貴重なのか・固有種なのかも全然知りません。なので、見かけた花を適当に写してきました。
花の名前? 後でゆっくり調べるわー(笑)
そうそう、クワガタも見つけたのよ。
アポイクワガタ、と云う名の花。
普通クワガタって言ったら、コガネムシ科の甲虫のコトでしょー!
昨日 サッチーさんに会ったとき、「馬の瀬からがキツイよー」と言われたのだけど、ここまでもけっこうキツかったよ。でも、進むしかないのよね。
階段も辛い...
ここからは、ただひたすら頑張った記憶しかありません。
そして何とか山頂に着いたのは、PM12:30頃。疲れた~
でも記念撮影は、ちゃんと笑顔でするよ♪
生まれて初めて登った山は、アポイ岳! 海の生物なのに、山登りなんてスゴイよ。
アキちゃん&ワタちゃん、頑張って登った... ね?
違ーう! 君達二匹は、繭さんに連れて来てもらったのよ !! 自力で登ったことにしたいようだけど、衝撃の暴露です(笑)
楽しいランチタイム
ここで1時間程の滞在。時間的に吉田岳なんて、行くの絶対に無理!ってことで、旧幌満お花畑経由で下山することにしました。
スゴイ雲海です。
こちら側のルートから見ると良く分かるのですが、ホントに山頂付近だけが雲より上で、晴れてるの。山を下りれば、雲の中に入るのが明らかなのよ。下山したくないよぉ~
疲労は全く見られない繭さん。足取りも爽快です。
ワタちゃんの大きさは1mあるので、小柄な繭さんが持つと、場所によってはワタちゃんの尾ヒレを引きずるときもありました(笑) ちなみに重量は、500㎖のペットボトルより やや重いくらいとのこと。
旧幌満お花畑と云う名称が付いていますが、特に花が多い訳でもなさそう。かなりの遠回りになったのは、仕方ありませんね。時間的にも、他の登山者とは誰にも会わないし。雲に覆われた登山道を、ひたすら降りて行きます。いつもの事だけど、もう写真なんて撮ってる余裕も無いわ。
そして17時前には、何とか下山できました。
「ひぇ~、疲れたよぉ~」
だけど、あまりのんびりもしていられません。何故なら、ここから札幌まで約200㎞あって、
4時間かかるからです。けっこう辛い(泣)
繭さん、一緒に遊んでくれてありがとう♪
そして、ワタちゃん&アキちゃん、また会おうね!
彼女の『素敵な楽しみ方』を知った、有意義な休日でした。
ここだけの話、あたしも IKEAのサメが欲しいと、密かに思ってるの(笑)
でも札幌には IKEAが無いのよ~ ニトリならあるのに。