アポイ岳 ② | 美しい風景に出会いたいっ!

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自然が大好きな美女(自称)が綴る、楽しいブログ♪

夜、全く星が見えなかったことから、気になっていましたが...

やっぱり翌日も曇り空じゃないのよーっ !!

起床時は まだ曇りだったんだけど、時間が経つにつれ、キャンプ場まで濃霧が立ち込めるようになってしまいました。

 

「ここで こんな濃霧なら、山に登ったら何も見えないじゃないのよっ!」

 

8時に登山開始の予定で、7時前には起きたのですが、この空模様だと気が重いです。ただ、周囲のキャンパーも焦る様子は無く... と言うか、ここに居る方々、登山者ではなく普通のキャンパーな感じもする(笑) それは... きっと、あたし達もそう見られていたことでしょう。

 

とりあえず登山開始の時間を1時間遅らせ、様子を見ることにしました。時間もあるため、テントも撤収し、片付けちゃいます。

 

 

 

時間が出来たので、皆(2人だけじゃないので『皆』になる)で記念撮影♬

関係ないけれど、背後に写ってるご夫婦のキャンパー。ベージュの大きなテントの内部に、左に引っ繰り返ってる小さなテントを張って寝ていました。どんな意味があるのかしら?

 

 

そして、山に登る準備。

ここで、またまた繭さんのトンデモスタイルを見せつけられます(笑) ちなみに、山に登るのは数年ぶりと話してました💦

山岳部として本格的に活動はしていたものの、卒業した時に登山靴は廃棄したらしく、靴が無いらしいの。なので、足元は普通のスニーカー。ウエアは学生時代に着ていたジャージ。(上は結局、着てなかったけど) そして素材不明のオリジナル・鮫シャツに、その辺のナイロン製ジャンパー。これしか手元に残っていなかったのか、初夏なのに保温材の入ったゲイター。

アウトドアメーカーのブランドなんて必要ない!って感じが、またスゴイのよ。

何よりも重要なのは、サメのぬいぐるみだそうです!

 

 

 

え? まさか... 連れて行くの?

 

 

 

 

   

 

彼女の事を侮っていました(笑) 

「何処に行くにも一緒♪」と言う彼女の言葉に嘘・偽りはありません!(笑)

 

ちょっと遅いけど、AM9:30登山開始です。

最初から登りが続きます。 ...って、普通の山は登りから始まるのよね。そして繭さん、恐ろしい程にペースが速い。頑張って付いて行こうとしたんだけど、5分も持たなかった💦

登山はいつも同年代の女性としか登らないため、彼女のペースに全く付いていけない。しかも繭さん、ワタちゃんを持って登ってるのに!

 

  ⇩ワタちゃん、潰されて苦しそう💦⇩

 

  

 

  荷物の8割を、サメが占めていると思われます(笑) 

 

繭さんも自由にサメの写真を撮りたいようなので、お互いのペースで登ることにしました。

結局、山登りは各々のペースで登るのが一番だね。

 

登るにつれて、少しづつ太陽が照るようになってきたわ。でも下界の方は雲海(?)なのか、海からの濃霧なのか、とにかく曇っています。アポイ岳の地域的なものなのかしら? それとも、今回たまたま? 良く分かりませんが、山を登れば晴れるのは間違いなさそう。

 

 

 

麓の方は、厚い雲に覆われています。

 

 

 

繭さんは、こんな風にサメの楽しい写真を撮りながら登っています。

「こんな楽しみ方もあるのね~」と、ある意味、感心しちゃいました♪

 

アポイ岳は登山者が多い山で、既に下山してくる方々とも多くすれ違いました。常に繭さんが先行して登っているのですが、2~3人のグループとすれ違うときに「何で山なのに、サメなの?」「あのサメ、ヤバイよな~。反則だよ」「ぬいぐるみ持って山を登るのってスゲー!」と言う会話が聞き取れます。そりぁ、インパクトあるわよね~ でも恥ずかしいので、「その子、あたしの連れです」とは言えなかったわ。繭さん、ごめんなさい(笑)

 

アポイ岳と言えば豊富な高山植物のイメージですが、時期が終わったのか、そう多くの花は見られませんでした。また、植物は詳しくないので、どれが貴重なのか・固有種なのかも全然知りません。なので、見かけた花を適当に写してきました。

 

 

        

 

 

           

 

 

        

 

 

        

 

花の名前? 後でゆっくり調べるわー(笑)

そうそう、クワガタも見つけたのよ。

 

 

 

アポイクワガタ、と云う名の花。

普通クワガタって言ったら、コガネムシ科の甲虫のコトでしょー! 

 

 

 

昨日 サッチーさんに会ったとき、「馬の瀬からがキツイよー」と言われたのだけど、ここまでもけっこうキツかったよ。でも、進むしかないのよね。

 

 

 

階段も辛い...

ここからは、ただひたすら頑張った記憶しかありません。

 

 

 

そして何とか山頂に着いたのは、PM12:30頃。疲れた~

でも記念撮影は、ちゃんと笑顔でするよ♪

 

 

 

生まれて初めて登った山は、アポイ岳! 海の生物なのに、山登りなんてスゴイよ。

アキちゃん&ワタちゃん、頑張って登った... ね?  

違ーう! 君達二匹は、繭さんに連れて来てもらったのよ !! 自力で登ったことにしたいようだけど、衝撃の暴露です(笑)

 

 

 

楽しいランチタイム

 

 

ここで1時間程の滞在。時間的に吉田岳なんて、行くの絶対に無理!ってことで、旧幌満お花畑経由で下山することにしました。

 

 

 

スゴイ雲海です。

こちら側のルートから見ると良く分かるのですが、ホントに山頂付近だけが雲より上で、晴れてるの。山を下りれば、雲の中に入るのが明らかなのよ。下山したくないよぉ~

 

 

 

疲労は全く見られない繭さん。足取りも爽快です。

 

ワタちゃんの大きさは1mあるので、小柄な繭さんが持つと、場所によってはワタちゃんの尾ヒレを引きずるときもありました(笑) ちなみに重量は、500㎖のペットボトルより やや重いくらいとのこと。

 

旧幌満お花畑と云う名称が付いていますが、特に花が多い訳でもなさそう。かなりの遠回りになったのは、仕方ありませんね。時間的にも、他の登山者とは誰にも会わないし。雲に覆われた登山道を、ひたすら降りて行きます。いつもの事だけど、もう写真なんて撮ってる余裕も無いわ。

 

そして17時前には、何とか下山できました。

 

「ひぇ~、疲れたよぉ~」

 

だけど、あまりのんびりもしていられません。何故なら、ここから札幌まで約200㎞あって、

4時間かかるからです。けっこう辛い(泣)

 

繭さん、一緒に遊んでくれてありがとう♪

そして、ワタちゃん&アキちゃん、また会おうね!

彼女の『素敵な楽しみ方』を知った、有意義な休日でした。

 

 

ここだけの話、あたしも IKEAのサメが欲しいと、密かに思ってるの(笑)

でも札幌には IKEAが無いのよ~  ニトリならあるのに。