2021年 秋の知床フィッシング | 美しい風景に出会いたいっ!

美しい風景に出会いたいっ!

自然が大好きな美女(自称)が綴る、楽しいブログ♪

知床大好き女子が、今年も知床に行きます!

飛び飛びの連休は、平日のところを『有給』という有難い制度を使わせて頂きました。

こうして獲得した9月18~23日までの6連休、楽しんで来るわよ~!

 

ただ、今回は天気予報が総じて良くないのよ。初日の18日はずっと雨予報だったので、あたしにしては珍しく前日の夜間から出発することはせず、当日の出発としました。札幌出発時は曇り空でしたが、層雲峡から東はずっと雨。そのまま降り続きました。気分が乗らず、いつもの温根湯で走行を止め車中泊。移動&悪天候で一日が潰れちゃったわ。

 

翌日は、朝から青空が広がりました。

「やーん、これなら昨日のうちに、ウトロまで行っておけば良かったわー」と、後悔しても既に遅いのよね。でも天気は持たず、3時間後には雲で覆われてしまいました。

途中の河川で釣りでもと思いながら林道を進むと、けっこうな確率でゲートが閉められています。道東においても、走れる林道がどんどん少なくなってくるわ。

 

 

 

C川でちょこちょこっと、オショロコマを釣って遊んでました。

 

 

 

C川のオショロコマ。美しい個体ですね。

 

 

3日目にして、やっと知床を楽しみます。

 

知床の小河川は釣れてもオショロコマだけと云う認識しかないのですが、いつも素通りしている I 川で、気まぐれに竿を出してみることにしました。小さな河川なのでルアーでは釣り難いのですが、今回はたまたま餌釣り用のロッドケースごと持って来たため、4.5mの短い竿が入っていたから、と言うのが理由なのよ。この川で、初めてウェーダーを着用し入渓しました。

 

ブドウ虫を餌に、竿を振ります。直後に、すぐにアタリが! 中々良いファイトをしてくれます。そして釣り上げたのは、何と20㎝サイズのヤマメ! 

 

 

 

てっきりオショロコマしか居ないと思っていたのに... 

その後も、同じポイントで同サイズのヤマメがバンバン釣れちゃうんです! 

 

 

 

勿論オショロコマも釣れますが、ヤマメ5匹釣って、オショロコマ1匹って感じ。それにしても釣れるヤマメのサイズが20~23㎝だし、あまりの魚影の濃さに驚きです。こんな小さな川なのに、ここまで育つのは魚の餌が豊富なのかしら? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知床では、この程度の小河川は普通ですが、知床以外だと、あたしが今まで釣って来た川の中でも、トップクラスの小河川です。それでいて、釣れるヤマメのサイズや数は過去最高なの。こんな素敵な川を、今まで竿を出さずに素通りしていたなんて信じられないわ! 一気に、この I 川の虜になってしまいました。唯一残念だったのは、9月下旬ということもあり、ヤマメにややサビが入っていたことかしら? 

今度は解禁直後の7月初旬に来てみたいわー♪ きっと、ピッカピカの魚体が迎えてくれることでしょう。

 

自然豊かな知床の河川とは言え、こんな小さな川だもの、キャッチ&リリースは必須ですね。

 

 

 

せっかくの快晴なので、自然の中も歩いてみたい。そうなれば、お手軽トレッキングコースのフレぺの滝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、フレペの滝って、海側からじゃないと全体は見えないんですけどね。こちら側からは、滝の上部がちょっと見えるだけなのよ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

その後、峠へと移動。

 

 

 

 

 

 

 

天気が良い、という理由だけで、知床峠からの景色(笑)

 

後からパソコンで見ると、ゴミみたいのがいっぱい写ってるわ... 

と思い、上の画像を拡大して良く見てみたら...

 

 

 

「嫌ぁ~~~~~~~~~~~~~ !!」と 言う人も多いでしょうけど、自然の中における生態系で見ると、やっぱり居なくなると困る生物なのよね。

ちなみに あたしは、北極圏で無数の蚊の襲撃に遭い、オーストラリアで しつこい蠅に延々と付き纏われても、地球上からこれらの生き物が絶滅しちゃえ!とは思いません。

 

「あたしに近寄るなーっ!」 

 

と、叫ぶだけです(笑)

 

あ、そうそう、あたし怖くないですよ~ 優しいですからね~(ホントよ)

あたしに寄って来るのは、イイ男じゃなく、蚊&蠅だけと云う現実も受け入れるもん(泣)

 

 

 

 

天気が良かったおかげで、夕陽も綺麗に見ることが出来ました。

 

 

翌日は、昨日の釣果が忘れられず、朝からまた I 川で釣りをすることにしたの♪

ワンキャスト・ワンヒットで、1匹目からグッドコンディションのヤマメが釣れちゃう。

 

 

 

何て素晴らしいの! こんな川が近くに在ったら、毎週でも釣りに来ちゃうわ~ 

 

 

 

勿論、オショロコマもいっぱい釣れちゃう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小河川故に、水深も浅い場所が多いです。

 

 

 

昨日に引き続き、良いサイズのヤマメ&オショロコマをいっぱい釣らせて頂きました。

本当に、知床最高~! 時間が経つのも忘れ、4時間くらい釣ってましたね。

 

 

 

お腹が減ったので、その場でパスタを茹でています。茹でる水は、I 川の天然水よ♪ 

勿論、10ℓでも 20ℓでも無料で使い放題(笑) 登山と違い、渓流釣りでは水に困ることはありません(←当たり前w)

 

それはそうと、ここ I 川のオショロコマは、腹部が赤い個体が全く存在しない。勝手に、知床のオショロコマは全部赤いの~と思っていただけに、意外だったわ。それならばと、一度も竿を出したことの無い河川で、調査(釣査?)してみると、やっぱり、ここの河川のオショロコマも腹部は赤くないのよ。そしてまた別の河川でオショロコマを釣ると、こっちは赤いのよね。

 

 

 

O川のオショロコマ。朱点が明確なタイプです。

 

 

 

 

 

上の2枚はK川のオショロコマ

 

イワナだから(オショロコマはイワナの仲間です)個体差も多く、同一河川で赤かったり、そうじゃないのが居るのなら分かるけど、河川単位で色が変わるのってすっごく興味深い。地域や水質・餌の違いで体色が異なるのなら、まだ理解できるけど、知床って海に流れる小さな川が幾つもあるだけだからね。本州の完全陸封されたイワナなら、隣の河川と交雑する機会は完全にありません。ですが、ここ知床の場合、降海型は少ないとは言え、一応オショロコマも海に下るお魚なので(釣ったことあります)、この周辺一帯のオショロコマは全部同じタイプと思うのよねぇ~ イワナって、考えれば考えるほど奥が深いわ。

 

 

そして夜は、また鷲の宿でシマフクロウの撮影をすることにしました。

平日なのに、撮影者で混んでいます。2年前にも来ているので、予約も何もせず、突然訪問したのですが、ここの名物おじさんが 「予約していたNさんかい?」 と、全然知らない人の名前を言って来ます。

「あ、いえ、突然来たんですが、大丈夫ですよね?」 

そして、事あるごとに 「Nさんの知り合い?」 と尋ねてくるの。だから、Nさんて誰?(笑) 女性が一人で来るのって、そんなに珍しいのかしら?

 

さーて、先ずはカメラのセッティングしちゃおっと。マニュアルでシャッタースピードは1/80でぇ~  ...って、あれ?  1/80秒が無いよ? 

EOS 9000Dの速度は 1/60 ・ 1/90 ・ 1/125 となっているの。

他の方に 「あたしのカメラ、1/80にならない~」 と言ったら、わざわざ確認しに来たくらいだったもん。

普通の撮影なら、シャッター速度が1/80秒でも1/90秒でも大した違いは無いし、問題は無いのでしょう。でも、ここの1秒間に80回点滅するという特殊なライト下での撮影は、1/80秒に設定しないと支障があるのは明らかです。キヤノンさん~、どうして EOS 9000D は1/90にしたんですか? カメラの仕様上、1/80に出来ないのは諦めるしかありません。仕方なくシャッター速度1/90秒、絞り開放、ISO6400で設定しておきます。

これでちゃんと撮れるのかしら? 動きの無い風景は写しても何ともないのですが、動くシマフクロウを撮影すると、どう映るのか不明のまま待機することに。

 

18時を過ぎた頃、あるご夫婦が鷲の宿にやって来たの。

撮影小屋はやや混雑気味だったので、「お隣、空いていたら宜しいですか?」 と話しかけられました。ただ、撮影するのは奥さんだけらしく、旦那さんは帰ってしまいました。

「ご主人は撮影されないんですか?」 「あ、あの方、ガイドさんなんです」

色々とお話ししてると、この方が東京から来たNさんという事が判明しました。

 

フクロウが飛来しないことには何もすることが無いため、女同士おしゃべりに花が咲きます。

そしてこのNさん、北海道は3回目の訪問で、うち2回は冬に来ており、ここ知床でのオオワシや、タンチョウ、エゾフクロウ、エゾモモンガの撮影をしたり、雪山登山もしているようです。友人とはお休みが合わないので、いつも一人であちこち行くそうですが、現地では必ずガイドを付けるそうです。

 

「知らない土地で闇雲に動くよりも、その場所を知ってる方に案内してもらった方が、無駄に時間を浪費しないで済むんですよね。確かにお金は掛かりますが、その分の価値はあると思います」

 

当たり前のことだし、あたし自身そんな事は分かっていた。

でも何故か、彼女の言葉に強い衝撃を受けたの。

 

Nさんは、シマフクロウはすぐ見られて撮影出来ると思っていたそうで、全く飛来しないことに悔しがっていました。今日、東京から来たばかりで、明日の夜も撮影チャンスはあるからと、21時にはガイドさんの迎えでホテルに戻って行きました。

 

何もすることが無いけど、考える時間だけは十分あるわ(笑)

なので、あたしなりに、Nさんの言葉 『ガイドを付ける』 という行動をじっくり考えてみることにしたの。

このことは、また後日ブログで書こうと思います。

 

そして、待てど暮らせど、全くシマフクロウはやって来ない。何より、鳴き声が全く聞こえないもの。

おじさんは例の通り 「何処か別の場所に行ってるだろうなぁ。でも、必ず来るから」 と。

必ず来るのは分かっているけど、そろそろ一度は姿を見せて欲しいところ。午前0時を回っているのに、また一度も飛来が無いのは、相当稀らしい。とりあえず、ちょっと横になっちゃおう。

そのまま午前3時。まだフクロウは来ない。普段なら3回は姿を見せている筈なのに、今夜は一体どうなっているのでしょう? もしかして、このまま朝になっちゃうの?

 

そして、AM3:30 やっと初飛来。

 

 

 

前日のPM17:30から待機して、実に10時間も待っていたのよ。あまりにも長かったわ(泣) 稀に見る長期戦でした。

 

そして、ここから怒涛の飛来が始まりました。

4:00 、4:30 、5:00 と30分おきにやって来るのです。これはこれで、スゴイことです。

 

 

 

 

 

 

AM3:30からやって来ると予め分かっていれば、早めに就寝して早く起きるといった行動が取れるんだけど、相手は野生生物なので、それは仕方ないわ。

だけど、すっごく疲れた...

 

そして問題の1/90秒撮影ですが、ちゃんと写っている写真もあるけど、ボツ写真も連発という結果でした。生け簀の左右にライトが設置されているのですが、右からのライト もしくは 左からのライトの光が当たる片側ライトや、両方とも発光しないときの 完全真っ暗という写真が結構ありました。正直残念な結果に終わってしまいましたが、こればかりは あたしの努力でどうにかなる問題ではありません(泣)

 

※ 鷲の宿へ撮影に行く予定のある方へ。くれぐれも、ご自分のカメラが 1/80秒でシャッターが切れるのを確認してから訪問して下さいね!

 

でないと、泣きを見ることになりますよ~~~~~~~~~~!

 

ちなみに EOS M6 markⅡ では、1/80秒の設定がありました(いや、普通はあるでしょっ!)

このカメラでも、EFレンズを使えるようにする必要があるわね~ 

...って、アダプター購入するだけなんですが(苦笑)

 

 

深夜に1時間ほど仮眠を取っただけで、全然寝ていません。まぁ、仕方ないわね。いつも通り温泉でも入って温まっちゃおうと考えたのですが、コロナの影響で、熊の湯は町民以外の入浴は禁止と看板が立っており、入浴が出来ません。それに伴いキャンプ場も閉鎖されていますしね。

入れないとなると、余計に入りたくなるのが人ってもんでしょ! こうなったら... 岩尾別温泉まで行っちゃうよ! あたし、知床に来ると、毎回この知床峠を普通に4往復くらいしてるわ。

 

そしてやって来ました、三段の湯♪ 平日なので、羅臼岳登山者の車もそう多くなく、露天風呂も誰も居ません。ラッキー♪ 

誰も居ないからと言っても、さすがに全裸での入浴は無理があるわ。急に誰か来るかも知れないからね。バスタオル巻きは後始末が大変なので、水着着用で入浴しよっと。

ところが...

 

 

家から水着を持ってくるの忘れた...(泣)

 

 

何てこったー! ここまで来て、温泉を諦めるの? そんなのイヤ!

こうなったら... 女は度胸よ! もう、スッポンポンで入っちゃうわ! (←やり過ぎですっ!)

濡らしたくないけど、誰か来たら、バスタオルを巻いちゃえばいいだけだもん。

 

 

『美しいひろみちゃんと出会いたいっ!』  ... じゃなかった(汗)

ブログのタイトル、また間違えたよ!(嘘)

『美しい風景に出会いたいっ!』 の 熱烈な読者の方々、及び あたしの大ファンの方々、大変お待たせ致しましたっ! あたしの入浴シーン、またまた公開しちゃうわよー!

 

 

と... 思ったのですが、お湯が透明なので、あまりにも恥ずかしくて無理だったわ。

なので、全身にモザイク処理させてもらいました。期待を裏切り、申し訳ありません。

 

 

 

三段の湯

 

 

 

滝見の湯

 

体が白いだけに、首と腕の日焼けが目立つわ~

 

ん? 何・何?  アクセス数を増やすには、やっぱりモザイク外さなきゃダメですか?

そ... それは、ちょっと無理です~

 

 

 

「モザイクなんてするなー!」

 

「無理に決まってるでしょっ!!」


「じゃあ、今度 隠し撮りした ひろみの裸、ここで公開しちゃおっと♪」

 

「人のブログを荒らしに来ないでよっ! もう悪友Kは、出入り禁止にしなきゃダメね」

 

「残念ね~ 私、ここのパスワード知ってるから、出入り自由なのよん♪」

 

「コイツわ~~~~~~~~~~~~(怒)ムカムカ

 

 

さーて、温泉にも入ったし、そろそろ帰るとしますか~

 

 

 

遠音別川にて、遡上する鮭の群れ。(河川での捕獲は禁止です)

 

 

連日快晴とはなりませんでしたが、雨の影響は少なく、今回の旅も楽しむことが出来ました。

来る度に言ってるけれど 「知床、楽しいわよー!」

 

 

最後はまた、あたしの写真で締めましょー♪

 

 

 

知床編では定番のポーズです♪

 

そして、往路と同様、帰路もまた大雨の中を札幌まで車を走らせるのでした。

(移動時だけの雨なら、まだ辛うじて許せるわ)