前回のブログで
高位脛骨骨切り術(HTO手術)編
ここに完結!
...と思う。
こう、書きました。
でもね、やっぱり続編あるんです(泣)
もう自虐ネタでしかありません。はぁ...
金抜手術を1月10日に終え、13日の午前中に退院しました。
この時から、ちょっと脚が腫れてるのは気になっていたんですよね。
でも、問題があるのならドクターは退院許可なんて出さないでしょうから
たぶん大丈夫!と、あたしも思っていたの。
1月14日
朝、ベッドから起きて立ち上がろうとすると脚がジンジンと痛み、荷重も掛けられません。
ただ、5分ほど我慢すれば、何とか歩ける。但し杖は必要です。
今日は会社の健康診断。
入院が継続中なら諦めましたが、昨日退院しているので、とりあえず行っておきます。
昨日まで入院していたことを伝えると、案の定
「無理して来なくても、日程を変更して頂いて良かったんですよ」 と言われました。
脚の手術を受け、昨日退院したばかりの人が
杖を突いて会社の健康診断に来てるのですから、そう言われるのも当然です。
しかも脚が痛いから、3分と立っていられないし。
時折、疼痛がありますが何とか許容範囲でした。
1月15日
就寝中も痛みは結構ありました。
昨日同様、立ち上がろうとすると激痛が走ります。
脚の血流が一気に下がってゆく感覚。痛くて痛くて仕方ありません。
全然関係のない踵付近に10㎝程のアザが出来ています。これって何? 内出血の跡?
今日一日外出は控えましたが、立っても・座っても・横になっても、どんな体制でも脚が痛いんです。昨日までは 「時間が経てば、そのうち痛みも治まるでしょ」 と思っていましたが、どんどん痛みが酷くなっている状況に、そんな悠長な考えは微塵もありません。
脚はパンパンに腫れあがっていて、左脚の1.5倍はありそう。
自分で軽く触れただけでも痛いんだもん(泣) これ、もう無理でしょ?
夜、とりあえず入院先のナースと友達になった強みで、まずはLINEで相談してみます。
回答は返信もらう前から分かっていましたが、話を聞いて欲しいのが女という生き物なのよ。
まぁ、肝心の結論は書くまでもないでしょうけど、「直ぐに外来受診して」でした。
1月16日
痛みは変わらず.... と、言うよりも更に酷くなってる。そもそも、これって、我慢する意味無いわよね。
担当ドクターの外来は本日は午後からのなので、午前中は待機することにします。
13時に整形外科へと。僅か徒歩6~7分の距離ですが、痛みのため5倍もの時間を要します。
近過ぎる故タクシー使う距離でもないから、仕方ありません。
でも後から考えれば、痛いのは右脚だけどアクセル&ブレーキは踏めるから、車で行けば良かったわ。
診察室に呼ばれる前にナースからの聞き取りがあり
「抜糸は20日でしたよね? 今日はガーゼ交換ですか?」 の問いに、腫れた脚を見せると驚いた表情。この時間はMRIの空きがなかったため、CTとX線を撮りました。
診察室に呼ばれると、ドクターは画像をじっと見つめています。
「抜けきらなかった血が溜まったか、何処からか僅かに出血しているか、それが神経を圧迫しているため痛みあると思われます。広い意味で合併症の一種です。本当に申し訳ありません。とりあえず、まずは溜まった血を抜きましょう」
「それって、注射器か何かで抜くんですか?」
「いえ、手術した部位を再切開します。明日、緊急手術しますね。今日このまま入院できますか?」
「え... また手術...?」
入院の準備を(心の準備も)してきていないため、とりあえず一旦帰宅し
明日、再度来院することにしました。
って事は、この痛みに、もう一晩耐える必要があるのよね(泣)
鎮痛剤の注射とか、無かったのかしら?
とりあえず本日21時以降は絶食、翌AM4:00以降は絶飲して、明日の9:30入院。
MRIを撮った後、夕方に緊急手術となりました。
(ちゃんと絶飲食を厳守し、時間通りに来院すればオペ当時の入院も可能ってことじゃない!)
あたし13日に退院したばかりよ? また入院して手術って...?
誰が悪い訳じゃないけれど、気持ちの整理が付かず非常に落ち込みました。
時間・お金・今後の(遊ぶ)予定も変更が生じます。あ~~!
〇〇整形外科は病棟が2階と3階があるのですが、あたしが入院するのは2階。
そこのナースが今日勤務だったら、既に状況を知ってることでしょう。
試しに一言、「明日から、またお世話になります」 って意味深なLINE送ったら、
それだけで通じました。
13日に『退院しました』メール&LINEを送った友人知人と3階のナース達には
「月曜日に退院したばかりですが... 」 と、再びメール&LINEを送って愚痴っていました。
再入院した17日以降は、毎日病室でリアルタイムでブログ書いてました。グダグダの内容のときもありますが、そのまま載せますので、その辺はお許しを。
1月17日
AM9:30に入院。再手術&再入院に配慮して頂いたのか、案内された病室は個室です。勿論、差額ベッド代は無し。
「わ~い! 個室だわぁ♪」 なんて、浮かれる気持ちには到底なれません。
前回の入院と違い、流石に気分が重いです。
ブログにも『ここに入院することは、もうないでしょうね』と書いたのに...
顔を合わせるナースに、その都度 「月曜日に退院したばかりなのにさ...」 と愚痴ってしまいます。2階のナースは事情を知っていますが、
清掃の方には 「あれ? 先日退院されましたよね?」 と言われてしまいました。
スタッフにもかなり気を遣って貰い 「今回は大変だったよね」
「掛ける言葉が見つからないけど... 」という感じで、ちょっと重い空気が漂ったりしますが、「何か、3日くらい外泊して戻って来た感じだよね」
こう言ってくれたナースのAさんには ベストアンサー賞を贈りたい です。
MRIを撮って、病室に戻り点滴。
「ひろみさん、もうすぐ手術室に呼ばれますね!」
「え? 今13時よ。予定では16時半からの手術だったのに、随分早まったわね」
心の準備も無く、勢いだけでオペ室へ入る。一週間前に来たばかりなので、進行内容も理解済みだわ。前回と異なる点は、点滴が右手ではなく、左手に入ってることくらい。
左手がビリビリと痺れると、そのまま眠りに付きました。
出来れば、素敵な王子様のキスで目覚めたいところだけど、普通に覚醒しました(笑)
患部にドレーン、手に点滴は先週と同様ですが、右脚を見ると装具が装着されています。
う~ん、かなりの重症患者にされちゃったわ。
↑この病衣の丈が短いので、ちょっと体勢を変えたりすると直ぐに はだけちゃうのよ。
術後、初めて痛みが全く無く、点滴や注射といった鎮痛剤は一切使用しませんでした。
前回は酷かった嘔吐感も全くありません。
「今回の手術では、新たな出血点は見つかりませんでした。血腫は可能な限り全部取り除き、その後に洗浄してあります。念のため、血腫は病理にも出しておきました。筋組織も少し切って確認しましたが、問題点はありません。ドレーンは今回少し長めに入れておきましょう」
ここの病院で3回目の手術を受けましたが、術後ここまで丁寧な説明を受けたのは初めてです。
担当患者が退院直後に再入院・再手術というのは、ドクターにしても余程堪えたのでしょうね。
前回はオペの夕方には歩行許可が下りましたが、とりあえず今回3日間は車椅子を使用とのこと。かなりの安全策を取ったことと思われます。
とりあえず今回は退院日のことを考えず、少しゆっくりしましょう、と本気で思いましたよ。
1月18日
ベッドで横になっている分には 疼痛はありません。車椅子に乗る際に、まだ少し痛みが有るくらいかしら?
ナースに車椅子を押してもらって病室に戻る際、先週まで入っていた病室に通されました。
「あら? あたし昨日から222号室よ」
「あ! そうだったわね」
継続して入院してると勘違いしちゃったんでしょうね?
改めて書きますが、あたし13日に一度退院したんですっ!
1月19日
脚の腫れは、かなり治まりました。
ナースが見る分には、まだ少し腫れてる状態らしいですが、左脚と比較して1.5倍に腫れてる状態を見てる あたし的には、こんなの普通。ただ、ガーゼ交換や消毒で触られると、まだ痛い結構痛い。
術後から ずっと病衣のままでした。
清拭のついでに、パジャマに着替えたい。そして下着も替えたい。装具もあるし、ドレーンもあるため、ナースにお手伝いしてもらいながら持参のパジャマに着替えることに。女同士でも恥ずかしいので、バスタオルで下半身を覆って、ショーツを下ろします。
(ここを読む男性の方! エッチなことを想像しないように!)
何ともない左脚を抜いた後に、半分だけ脱いだショーツをナースに手渡します。そのショーツを持ってもらい、右脚を通して、ドレーンを通して、排液パックをくぐらせるのですが、そのとき穿いていたのは 可愛いフリルが付いた ピンク色のショーツ(←クリックすると画像が出ます)
(嘘でーす。そこの男性! そう貴方です! 今クリックしたでしょ?w)
あたしが脱いだショーツを広げて、まじまじと見つめ(貴女、変態ですか?)
「ひろみさん、可愛いの穿いてる~♪」 って言われたわ。めちゃめちゃ恥ずかしいわよ!
新しいのを穿くときも、排液パック・ドレーン・右脚を 同様に通す必要があるため、替えのショーツを手渡すと「あら、こっちは普通ね」と。お願いだから、いちいち広げて見ないで~
特に、さっきまで穿いてたショーツとか!
「上半身は自分で出来る? それとも拭いてあげようか?」
「ちゃんと拭けるし、着替えられるから、タオルだけ置いておいて~」
「え~? 清拭するふりして胸とか触ろうと思ったのにw」
あのね... 女同士でも、それってセクハラですから。
必要以上にナースと仲良くなると、頻繁に羞恥プレイを受けることになるのよ💦
日曜日で通常の業務が少ないため、こんなやり取りをしていましたが、本来 ナースはかなり多忙です。自分で出来ることは自分で行い、無暗やたらに 手を煩わせることは止めましょう。
そう言いつつ、誰か来ると話しかけ、おしゃべりに付き合わせて、最低でも3分はナースを留まらせる あたし。用事だけ済ませて、あたしの病室から去ることは出来ません(笑)
話は戻るけど羞恥に関して言えば、一番最悪なのは、きっと浣腸だと思うのよね...
金抜時と今回は無かったけれど、最初のHTO手術のときは オペの2時間前に浣腸されたからね。
まだ親交が全然浅い段階で、全員が初対面のナースだったから良かったけれど、あれは 相当恥ずかしいのよ(泣)
今のように、ここまで仲良くなった人に浣腸されることになったら、両手を合わせ、こう言うでしょうね。「ごめん! 無理! 他の人に代わって」 と。でも、ほぼ 全員と親しくなっちゃったから、誰にされても嫌だわ...
1月20日
処置のため、包帯とガーゼを外すと 「あら? 水疱が出来ているわ」 と、回診の女医さんが言いました。良く見ればドレーンが穿刺してある付近に、2㎝の大きな水疱が2個も出来ています。
これを見たあたし、思わず豪州のミツツボアリを想像しちゃった(笑)
気軽に画像をアップしているけど、こういうの撮るのって、実はかなり大変なのよ💦 水疱発見と同時にカメラを取り出し待機。ドレーンを抜かれた後、ぐずぐずしてると、直ぐに処置してガーゼを当てられるため タイミングを見計らい、「ちょっと撮らせて下さい」と 言って自分の脚を撮影します。ドクターは 「この患者、何を考えているの?」って思ったでしょうね(笑) 最後は包帯を巻かれちゃうから、処置後の一瞬でなければ撮れない一枚なの!
プロたる者(プロじゃないけど)、シャッターチャンスは逃さないのよ!
そう言えばHTO手術後も、この水疱に悩まされたのでした。
お肌が弱いと、水疱が出来易いみたい。(あたし、お肌と 胃腸だけは弱いの)
とりあえず、本日の目的はドレーンの抜去。
前回より一日長く留置していましたが、「本当に抜いて大丈夫なの?」と 心の中で思ってしまいます💦 また、「水疱は穿刺して中の水を抜くのかしら?」と 思っていたら、軟膏を塗ってそのままガーゼを当てただけ。装具も必要なく、今日から歩行許可も下りました。
何にしても、ドレーンが抜けて車椅子も不要になれば、行動範囲が一気に広がります♪
ただ... これも先週同様に、松葉杖を使用し、ゆっくりの歩行です。
そして一応、お約束なので書いておきましょう(笑)
手術が終わったばかりだよ? スタスタ歩ける訳ないでしょ? 常識で物を考えてよねっ!
(高位脛骨骨切り術(HTO手術) その後 より引用)
流石に自分でも分かっているので、無理はしません。
夕方の点滴が最後らしく、こちらも留置針が抜去されました。これで身体から煩わしい物が全て無くなりました。
「ん~、やっと自由の身になったわ♪ 今朝までは、囚われの お姫様だったからね」
(※注 ベッド上で拘束されてた訳ではありませんw)
リハビリ(?)は、リハビリ室へ行くこともなく、歩行練習もありません。
PT(理学療法士)が病室に来て、脚の浮腫みを取るマッサージを施してくれます。
1月21日
痺れは無いけど、何かまだちょっと引っかかる痛みが少し有ります。
回診は消毒とガーゼ交換のみ。
「水疱が出来るのは圧が高い証拠なので、あまり歩かないようにして下さいね」
「え~? お手洗いに行くのとかは、構わないですよね?」
「う~ん、まぁ... 」
少しでも負担が掛かることは、させたくない様子。でも、もう車椅子は使いたくないわよ。そもそも、あたしが病室に引き籠ってること自体が無理なのよ! 歩行に関しては、昨日よりは自分でも結構進歩したと思う。でも、あたしの拙い歩き方を見たナースは
「ひろみさん、松葉杖よりも歩行器を使った方がいいわよ」 と、調達してきてくれました。
歩行器... 赤ちゃんの頃を除けば、人生で初体験かも。
夕方にPTのマッサージあり。
患部はガーゼの上から普通に包帯を巻かれているのですが、これが痒くて痒くて、包帯の隙間から掻いていました。昨日まであった留置針を留めるテープを剥がした跡も、掻き掻きしてるし。
お肌... というよりも、皮膚が弱いんですよね。あれ?『お肌』と『皮膚』は同じ?(笑)
今日で入院5日目。前回は既に退院していましたが、今回は まだ見通しが立たないですねぇ...