ダーウィニズム的に不細工 | 13番街のfake rocker

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小説書いています。たまに写真撮ってもらっています。
物書きなのにロックスターになりたいとかわけのわからんことを言います。稀に詩を載せます。

何やかんやバタバタしすぎてあんまし記憶無い日だったな。

急なことがいろいろ起きすぎる。
まぁ、うむ、ただ進むしかありませんね。

間もなく読み終わる、スラッシュ小説の本。
BLの始祖的なヤツを心理学と生物学から考察する、というもの(著者は二人の学者さんなのだけれど、男女のペア)

何かいろいろ実験してます。
おもしろいです。

何だかいろいろ納得でした。
僕の小説を読んでくれる人が何故女性に多いのか、とか。
いや、そらモデル的なので広報しているからもあるけれど……というかそこが大半だけれど。
でも、いうたら僕の小説は男主人公、女ヒロインでえっちなやつだから、そこだけ拾うと男性読者が多くてもおかしくなくない?

伽十心はダーウィニズム的に魅力の無い人間のようです。ダーウィニズム的不細工。
雄々しい、たくましい、頼りがいがある、筋肉、色黒、みたいなのからは遠い。
そして僕はそのダーウィニズム的な男性の魅力をよしとしないし、むしろ僕の上位互換は女性だと思っている(僕がセルフやらないのはそこです。僕より女の子たちのが綺麗だもの)
そんで僕の頭の構造が、育った環境諸々で少し女子。
そんな僕が書く、恋愛小説なので、官能小説よりもロマンス小説の方に近いのよ。
んで、ロマンス小説とスラッシュ小説あるいはBLは読者層が近い。
BL小説を、男性的なゲイの方が読んでも楽しめないことが多い。この変と通ずるあたりで“成人男性向けのポルノは女性軽視か”という点に触れていたのもおもしろかったわね。ならばゲイ向けのポルノは、男性向け的か女性向け的か、というやつ。もちろん軽視の側面がゼロとは思わないのよ。でもその点から考えると、“男性の脳の構造的に効果的なものを作っている”ととらえる方が自然、というもの。進化論おもしろいな……ってなった。そういう人間が文化的になってあれこれなる前からの、長い人間としての歴史。
反れたわ。
BL的なもののメインの読者層は、ロマンス小説の読者層と近かったり、あるいは同一だったり、含まれていたり、と切り離せない関係にあるそうで、女性的な視線で感情移入しているわけで、あれは新しい形の女性向けポルノの側面を持っていて、女性は関係性に感情移入をするからそれを演じる性別はあまり関係ない、というもの。
だから、僕の小説の、感情移入の骨組みはたぶんBLと同じなのよ。ならば男性読者ではない。しかも女性の、多数ではなく、BLの読者と同じく男性的な側面を持っている女性。

そんなわけで、パレットで言われた、僕が「BLのお兄さん」なのはあながいち間違いではないのねーって思いました。
何か読もうかなぁ、漫画。

70年代から世界各地で同時多発で生まれたそうです、スラッシュ小説。
だから以外と狭いコミュニティの話ではなく、女性の歴史や女性の頭の構造的に切り離せないものなかもしれませんね。もちろん好きじゃない人もいるんだけれど、ただBLって思うよりは広い規模の話じゃない? とてもおもしろいです。