最近は多忙で、いい音楽探してないと
思い、youtubeで大好きなイタリアの
オペラ歌手のアンドレア・ボッチェリ
のMVを眺めているとある曲に立ち止
まった。この曲どこかで聞いたことが
ある。映画の映像が流れている。
2.3分のトレイラーの中に、多くの
シーンが流れる。見たことがない作品
だが、あっという間に引き込まれてい
た。なんというカメラワークの素晴ら
しさだろう!。
最近は多忙で、いい音楽探してないと
思い、youtubeで大好きなイタリアの
オペラ歌手のアンドレア・ボッチェリ
のMVを眺めているとある曲に立ち止
まった。この曲どこかで聞いたことが
ある。映画の映像が流れている。
2.3分のトレイラーの中に、多くの
シーンが流れる。見たことがない作品
だが、あっという間に引き込まれてい
た。なんというカメラワークの素晴ら
しさだろう!。
戦争をテーマにしているが、一般人や
白馬が現れる。一体、この作品はなん
だ。「八佰」で検索し、調べて見ると
1937年、日中戦争の第二上海事変
で、上海の外国人居留地の前で四行倉
庫に立てこもった国民党(蒋介石)軍と
日本軍の戦いのことを言うらしい。こ
の倉庫は今も抗戦記念館として残って
いる。今は見学する人が大変多いらし
い。
映像を調べているうちに、長編の映像
も見ることができた。音声や画像は落
ちるが、涙が止めどもなく流れていた
。これほど長い時間、泣き続けたこと
はなかった。わたしは、日中戦争のこ
とをどれだけ知っていたのか。
調べてみると、川と両岸の建物を作り
、多大な製作費をかけ、脚本は40回
も書き直している。日本で有名な俳優
はいない。セリフは少ない。倉庫に立
て籠もる800人と言われた兵士たち
は、泥まみれで顔もよくわからない。
様々なストーリーが散りばめられてい
る。
倉庫を逃げ出そうとするもの。命令に
従えるか悩むもの。国民党の旗を飛行
機の攻撃から守ろうとする兵士たちの
姿。ビルから爆弾を抱えて自爆攻撃を
する兵士。銃からの攻撃のリアリティ
は凄まじい。これほどのシーンは見た
ことがない。撮影・照明・演技・脚本
・音楽の素晴らしさは言葉を失うほど
だ。見る人に媚を打っていない。命を
賭けて勝負しているのだ。
スタッフの<作品への強い覚悟>を感
じていた。わたしのこころもこの作品
を見て、ビンと体が締まったような気
がしていた。なぜか覚悟はいいのかと
自分にいいきかせていた。
この映画の悲劇は、中国の公開を調べ
てみると、中国政府から2019年夏
の公開直前に中止させられたのだ。ス
タッフはどれほど落胆したのだろう。
しかし、今年8月21日に公開が許さ
れ、コロナ禍での制限がありながらも
、10月初旬で国内だけで、480億
円の興行収入で今も伸び続けているよ
うだ。中国国内では、もちろん今年1
位の成績。そしてなんと今年の世界中
の映画で1位の興行成績を維持してい
る。
わたしが見た中では、この数年で1位
の作品であることは間違いはない。
単なる戦争アクション映画ではない。
わたしは、北京に一度行ったけれど、
さすがに中国語の字幕でせりふはわ
からない。しかし、わたしの魂は震
えがとまらないほどの感じていた。
言葉よりも表情で彼らは、表現をし
ていたとと思う。
三国志の趙雲が白馬に跨り、覚悟を
してたった一人で敵の大軍に向かって
いくシーンは忘れられない。有名な劉
備の子供を救う長坂の戦いだ。
ラストでの橋の上を残った兵士が居
留地がある橋の向こうに走るスロー
モーションのカット。彼らは、同胞
を助けようと手を差し伸べる手のア
ップ。ラストで手をグッと握ったシ
ーンがあるが、そこに全てが凝縮さ
れているのかもしれない。
後半の30分は壮絶だ。どんな状況に
置かれても、今、考えられる限りの最
善を尽くすこと。嘆くことがあっても
、逃げてはならない。逃げ出した兵士
はどうしたか。人には歩く道はたくさ
んある。絶体絶命に思える時もある。
しかし、決して希望を忘れないことだ。
後半はそれを教えてくれた。そこに<
国家を超えた人間の真の強靭さ>とい
うものを感じた。
1年間公開を制限を制限されていた俳
優たちの上映プレミアのインタビュー
で彼らは泣きながら話していた。
大変な状況下の演技だったのに公開し
てもらえなかったからだ。彼ら自身の
戦いも壮絶だったと思う。
大好きなシーンは山ほどある。「来生
再見」という来世でまた逢おうという
セリフが大好きだ。ここには英雄はい
ない。
世界を作っているのはひとりひとりで
もある。雨傘のシーンを見てどきっと
したのはわたしだけでないだろう。
人間の自由とは。学問の自由とは。思
想信条の自由とは。教育の自由とは。
これは隣国だけの問題ではない。この
作品はそこを考えることを教えてくれ
た。あの兵士たちを救おうとする普通
の人々とともに。
ちなみに、このテーマは大好きなジョ
シュ・グローバンの<ユー・レイズ・
ミー・アップ>だと思ったが、似てい
るのは、一部だった。
たまたまテレビの北海道ニュースでア
イルランド民謡を伝えようとしている
人たちがコンサートをするという。ひ
とりの歌手が演奏したのが、この曲だ
った。それは、名曲「ダニーボーイ」
。ようやくわかった!。
歌詞を調べてみると、戦争で出征する
息子を自宅から送り出す母が、いつか
帰っておいでという意味があるようだ
。残念ながら、歌詞の中には、お前が
返ってきたときにはわたしは墓のなか
で眠っているだろう。それでも嬉しい
んだよという歌だ。息子は生きていた
ということがわかればいいということ
かもしれない。
映画「鬼滅の刃」はテレビて見たので
、見てみたいと思っている。ただ、映
画「八佰」は1日も早く、日本の大ス
クリーンで見たいものだ。中国映画の
レベルの高さは尋常ではないのでぜひ
見てほしい。ハードルは高いのかもし
れないけれどどうしてもみたいと思う
。どんなことをしても。
日本では知られていないかもしれない
が、この作品からいただけるものは計
り知れないものがあると思う。ラスト
シーンに全てが凝縮されている。
そこには、人類の未来と人間への深い
愛があるから。わたしはそれを信じた
い。