見ていない映画の紹介はおかしいかもしれないが、たまたま予告の映像を見て、
これは絶対に見たいと直感した作品。
65歳の小説家のところに忘れられない初恋の女性の訃報が届く。
そこから物語りは始まる。
なによりもこの映像を見て欲しい。
ハンモックから起き上がって見えるのは、ローマのコロッセオだ。
建物の中にある庭で遊ぶ子供たち。
そこに突然現れるのは、修道女か。
シャイニングの庭のシーンを思い出させるが、この映画には後半にも出てくるが、
映画監督フェデリコ・フェリーニの作品に修道院の人達が多く現れる。
舞台はローマ。
博物館だろうか。ラオコーンのような彫像が現れる。
照明が素晴らしい。美術、撮影、見事。
La Grande Bellezza The Great Beauty
ローマには2度訪れたが、どこへ行っても彫像に出逢える。
後半には、ラファエロが愛した女性と言われる絵が出現する。
他のyoutubeでの映像もいくつか見たけれど実に美しいローマの映像。
作品名が大いなる美とある。
わたしが惹かれたのは、まるでフェリーニの再来のような
イメージに溢れているから。
監督もオマージュとして作ったのかもしれない。
フェリーニの「甘い生活」に似ているという評価もある。
「フェリーニのローマ」という作品もある。
彼はローマを愛していた。
パリと違って、建物は硬いイメージ。
そして茶系の壁が多い。
しかしなんともいえないイタリア人の人当たりの柔らかさ。
温かさをわたしも感じたことがある。
彼らは、人生を楽しもうという価値観を持っている。
人生は長くて短いのだろうか。
わたしの初恋の人は誰だったのだろうか。
うっすらある記憶は正しいのだろうか。
映画では、初恋の女性は彼を生涯慕っていたらしい。
「ニューシネマパラダイス」の主人公は、高校時代に好きになった女性を生涯忘れることができなかった。
結局彼は独身生活を送るが、故郷に帰ったときに彼女に告白をする。
黄昏とは、どんな心境になるのか。
想像は拡がっていく。
東京等では公開中。
函館は10月中旬のようなので、我慢できずにサントラを購入した。
驚いたことにアカデミー外国語作品賞等、世界中の賞を総なめにしたというのに、
日本版のアルバムがない。
やむなく輸入版を購入した。
なんと2枚組で29曲も入っている。
超豪華としか言いようがない。
1枚は、ダンスミュージックが多い。
もう一枚はクラシック系か。
どちらも想像力を広げてくれる素晴らしい作品の数々。
映画を見れるまでサントラを聞きながら酔いしれたい。
このサントラだけで、全く未知の世界へ誘ってくれるから。
大いなる美とはなんだろうか。
この映画が充分に教えてくれるに違いない。
ひとりの人間にとって、愛とは何かを教えてくれる作品だろう。
彼女はどんな想いを持っていたのか。
わたしもローマを愛しているつもりだから、きっと見に行こう。
La Grande Bellezza/Various Artists

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