人類が長い時間をかけて作り上げ
た世界の秩序をトランプ大統領が
大混乱させていることに対し、本
当に頭が痛い。一体、どこまで世
界の流れを逆行させようとしてい
るのか。
そんなときに、テレビで見た宮崎
監督の映画「君たちはどう生きる
か」を見て、深いショックを受け
た。
人類の未来をきみたちはどう考え
ているのかという宮崎監督の叫び
声がこころに鳴り響いてきた。
ウクライナやガザ。わたしたちの
未来はどうなるのか。どうするの
か。そして、わたしはどう歩くの
か。
「すべてはきみ次第なのさ」とい
う囁きを聴いたのは錯覚ではある
まい。具体的に生きなければ。
じぶんのできるところから、再び
歩き始めるしかないのだ。
先日、毎年恒例の函館山麓の桜を
見に行ってきた。事前にスポーツ
ジムに通い続けて、最近はスクワ
ットも始めていた。結構きついけ
ど、効果があった。

桜たちの元気な様に驚いた。ゴー
ルデンウィーク中は、珍しく天候
に恵まれた。この数年でもっとも
元気に明るく桜たちは美しく咲き
はなっていた。春爛漫だ。
わたしは、また桜に励まされたの
かもしれない。桜たちの驚異的な
回復力と生命力。
正直なところ、がんになったこと
も大きいけれど、じぶんの生命力
について考えざるを得ないのかと
思うことが続いていた。心身が以
前の様に言うことをきかない。
じぶんのなかで、折り合いを見つ
けながら、生きていこうと思って
いた。
すると「もっと、生きている喜び
を享受してもいいんだよ」という
声が聴こえたように感じた。
「生きているうちに、もっと遊び
ながら、学びましょうよ。世界は
<苦>や<忍耐>だけで成立
しているわけじゃない。小さくな
って生きる必要はない。もっと
楽しみましょう。あなたらしく。」
桜の精から囁かれたような気が
した。
悪性リンパ腫は、現在は3か月に
1回病院で血液検査をして診察を
続けている。医師から、今のと
ころ順調なので来年の秋の検査
結果によっては5年の経過観察期
間が終わり、完全寛解となるかも
しれませんと言われた。
何かを待つ必要はない。決めるの
は自分。もう一度、生きている喜び
を感じたいものだ。
夢を忘れずに。華が美しく開く姿を
見るためにも。こころのなかに愛を
抱きながら。