みなさん台風で大変だと思います。
どうかみなさんの無事を祈っています。
最初に再び香港のことを書いておきたい。
それは周庭(アグネス・チョウ)さんが日本にきたときに、「どうかわたしたちの置かれている状況のことに関心を持ち続けてほしい」と話されていたからだ。
問題はまだ解決していない。むしろ悪化している部分があるからだ。
海外の人たちの支援と関心がどうしても必要だ。
わたしの父は政治家だった。このことは、初めて述べると思う。
だから千葉県の台風の被害を見ていると慄然とする。
父は大雨になるといつも水はけの悪い土地に走っていた。
あのヘルメットはどこへ行ったのか。
家族のことは心配だろうけど多くの住民からいつも言われていることだし、
議会でそのことを訴えたり、予算化するための折衝にずいぶん力を入れていた。
住民の努力ではどうにもならないことがあるからだ。
その土地は、低地になっていて、なおかつ四方から雨がたまってきて周辺の家屋が決まって浸水してしまう極めて悪条件の土地。かつ商店街もある。
排水管を大きなもの変えるにだけではすまない多額の費用がかかる場所だった。
かなりの時間はかかったが、なんとか工事ができた。
しかしその後、想定外の大雨が降った。
父が出かけるときの声は尋常ではなかった。
今では、大雨が降っても住民はおののかない。
その地域でそんなことがあったということを知っているひとは少ないだろう。
むしろ知られていないことは平和で安全ということなのかもしれない。
父が望んでいたのはそういうことだったのではないか。
安心して生活できること。それが何よりだと。
きっと父はこう思っている。
「知られているかどうか。そんなことは2の次のことだ。何かあったら飛んでいく。それがわたしの仕事だし、使命だ。それをしないなら政治家の資格はない。
市民の生命と安全が何よりも大切なのだと。」
千葉県の知事や政権がどう対応したのかは、言うまでもない。
答えは有権者が出すことだ。
わたしは、大雨が過ぎ、ずぶ濡れで泥まみれになって住民を災害から守ろうした父を今も尊敬している。
いつでも戦いは最前線だ。体を張って関係者と交渉し、状況を突破していこうとする姿勢を父から教えられた。
それはわたしの生き方に影響を与えた。
前線で戦いもせずに、安全な机に座って腕を組み、前線から戻ってきた人間の報告に腹を立て何をやっているんだというだけの人間ほどいやらしいものはない。
そんな人間に限って、わたしが現場に行って解決しようとは言わないものだ。
じぶんを汚したくない。傷つきたくない。じぶんを守りたい。
周庭さんは、もちろん違う。世界への情報発信はとても危険を伴うものだ。
すでに生命の危険は高い。
地球温暖化のために戦う前回書いたグレタさんのトランプ大統領をにらむ瞳を思い出そう。
毎週のように過去とは別格の台風がきて、甚大な被害が出る。
北海道でもゲリラ豪雨が急に増えてきた。
イカやサンマが採れない。
海水温の上昇による海流の変化だという説が強い。
台風の大型化も海水温の上昇が関係している。
これらは地球温暖化と全く関係ないのだろうか。
みなさんもその可能性を感じていると思う。
わたしたちは、結果として新しい地平に立ってしまったのではないだろうか。
原爆はいいのか。原発はいいのか。
温暖化はいいのか。
自由は無くなってもいいのか。
マスクをしたら逮捕される社会は常軌を逸してないか。
彼らの自由はどこまで届いているのだろう。
その声はわたしたちの近くから聞こえているはずだ。
生活にもかかわる大きな問いに、ひとりひとりが答えていかなければならないときが来ていると思う。
もちろん憲法もだ。主権者はわたしたちだから。
香港のひとたちが作った歌を紹介したい。
「報道特集」でやっていたが、若い数人の人たちが作ったという。
彼らはなぜこの歌をともに歌うのか。
この曲は彼らの、そしてわたしたちの「レ・ミゼラブル」なのだ。
革命の歌をどうか聞いてほしい。
聞くたびに涙が出る。
詩を紹介する。
《香港に栄光あれ》 抗爭者進行曲
なぜ涙が止まらないの
なぜ怒りに震えるの
頭をあげ沈黙を破り叫べ
自由よここに舞い戻れ
なぜ恐怖は消えないの
なぜ信じてあきらめないの
なぜ血を流しても邁進し続けるの
自由で輝く香港のために
星も見えない暗い夜に
霧のはるか向こうから聞こえる角笛
自由のためにここへ集え、全力で戦え
勇気と智恵は永久に不滅
夜明けだ取り戻せ、わが香港を
みんな正義のため、いま革命を!
どうか民主と自由が永遠であれ
香港に栄光あれ
香港に栄光あれ!。
共々に民主主義を守るために。
香港市民の自由のために連帯を!。
