映画を見て感動することは、そんなにあるものじゃない。

しかしというかヤッパリというか、気がついたら大粒の涙を流していた。

こころの底からいい映画に出会ったと思った。


涙は止まらない。

悲しい涙。感動の涙。

涙にも色んな種類がある。

観客のひとたちのすすり泣く声は多くのシーンで聞こえた。


笑いもあった。

いまのじぶんの思いと被るところもあって、まるで漫画のように涙が溢れていた。

首筋まで流れるなんて第一作でもなかった。


3Dの迫力も半端じゃない。

わたしの映画館では見れないのだけれど、おそらく度肝を抜かれることは間違いない。


普通の映画は3作目ともなると作品のクォリティは落ちていく可能性が高くなる。

しかしこの作品は、多くの前例を見事にぶち破ってくれた。



セリフのなかにたくさんの美しい言葉がある。

宅間先生の「幸せとはなんでしょうなあ」

このあとに、たくさんのこころに染み込む言葉がある。



それは愛のこころでもあるだろう。


脚本は震災前には出来上がっていたものだいう。

しかし、今を深く考えさせてくれる。


スタッフや出演者の作品への愛情は尋常なものではない。

始まって10分でそれはわかるはずだ。



この作品は「わたしたちの生きる道標」を教えてくれる。

それは難しい言葉じゃない。


ひとがひとを思うこころだ。

寄り添うこころだ。


車が雪で埋まったら自然と助け出そうと思う気持ちだ。

わたしたちは<無縁社会>にいると言われたときもある。

新聞にはそれを思わせる多くのニュースもある。


社会の変化とともに、薄れてしまったもののなかに一番大切なものがあるのかもしれない。


「思い」


ひとはひとりでは生きていけない。


そのことを監督は描ききってくれた。


時代ではない。

ひとのこころに変わりはないはずだ。

涙や感動に理屈はない。


この作品が一番ストーリー性が高いと思う。

彼らの心情は多くのひとに伝わるはずだ。

あの多くの涙に嘘はない。







スタッフの小道具の凄さにもそれは現われている。

「皆の思いがひとつじゃないと」

この言葉が奇跡とも言える傑作を生んだ。



あの美しいお月様を見るだけでもその価値はある。

素晴らしいシーンが多すぎて一度だけでは、こころに焼きつかない。



どうしてももう一度観たい。

明日にでも行きたい。

やっぱり行くだろうな。


この映画がわたしたちのこれからに大きな影響を与えてくれると思う。

難しいことばかりのものや情報にわたしたちは包まれている。


しかし一番大切なのはなんなのか。

それを感じさせてくれる作品。


この<愛>を是非皆さんに感じてほしい。


幸せってなんだろう。

最近わたしが考え付いたこととそれが一緒でほんとうによかったと思った。

生き方について生意気なことは言えないけれど、ひとつのヒントがここにある。


それをみんなと話したい。

感じよう。一緒に。