ようやく雪も溶けてきたので、先週の土曜日から散歩を始めるようになった。
近くに遊歩道があるので、体力が落ちているわたしには、歩くことが一番いいと思ったから。

今日も午前中歩いていた。まだ緑がほとんど見えない。
空気がひんやりとするけど、とても美味しい。
鳥のさえずりは、どんな音楽よりも美しいと言いたくなってくる。
小さな川が流れている。
せせらぎを聞いている。目をつぶってみる。
そう、全ては生きている。
生命の音がいろいろなところから聞こえてくる。

空は、どこまでも青く澄み切っている。ここまでおいでと話しかけているようだ。
ここから宇宙が見えるのか。

途中、ベンチに座ってみる。足を組んで、頬づえをつく。わたしはいつもこうだ。
色々なことが頭に浮かんでくる。
しかしここでは、取り留めの無い想念のようなものでいい。まだ朝だから。


夜となれば、わたしは書斎にいる。ここは、もうひとつの世界。
色々な世界のひとたちとのコミュケーションが始まる場所でもある。

絶対への接吻、あるいは妖精との距離  


以前本棚の一部を紹介したけれど、今回は、片側の壁を紹介しよう。
本棚を紹介するのは、じぶんの世界を見られるようで恥ずかしいことだけれど、
わたしが最も愛する空間だから。

レイアウトは、両側の壁は、天井まで書棚になっている。
窓側に1人用の椅子が2つあり、ちょっとした机がある。
仮面は、アフリカとネパールとギリシャのもの。
本については、いずれ紹介しょう。ジャンル別に、並べているつもり。
いつもはゴチャゴチャだね。写真を撮るために、整理しているから。

実は、写真の右側にパソコンがある。左側は大きな窓だ。

先日、大好きなユーミンのYOUTubeを見ながら、パソコンを使っていた。
わたしから、音楽は離せない。
テレビで見たら、なんと4年半ぶりのコンサートをするそうだ。
ユーミン。わたしにとって特別な存在なんだ。

数十曲にそれぞれの想い出があると言っていい。
長い時期、車のなかではいつもユーミンだった。
もちろん今でも聞いている。
彼女の様々な作品はわたしに大きな影響を与えていた。
これほどイマジネーションを与えてくれるアーティストもいない。

この「人魚姫の夢」の動画を見ていた。
ほんとうに美しい映像。水に立ち込める霧。わたしは霧が大好き。

人魚姫のイメージも素晴らしい。
大好きな薔薇まで出てくるから痺れてしまう。
曲と幻想的な映像に酔っていた。
美しさは、儚さと関係があるのかもしれない。

「いつかあなたはやってくる わたしを目覚めさせるために・・」

人魚姫の夢



ふと、後ろになにかの気配がした。
振り返ると、淡く輝くひとのようなものが立っていた。

「さあ、わたしの手を握ってください。いいですか。ちゃんと握ってください。」
「どうしたんですか?」「あなたは誰ですか?」
「わたしが誰か、それはこれからわかります。
 さあ、窓が開いています。 時間がありません。 行きましょう
 わたしが案内します。」

気がつくと、わたしたちは空を飛んでいた!。
窓の外は、満月で眩しいくらいの星空だ。

不思議なことに恐いという感覚がない。
そして、夜空がこんなにも明るいということに驚いていた。
なんてことだ。お月様やお星様がとても近く感じる。

わたしは、その手をしっかりと握っていた。
一体わたしはどこへ行くんだろう。
彼女はどこまでも微笑んでいる。
こんなにも美しい笑顔があるものだろうか。

ふと気がついた。
うたた寝をしていたのだろうか。するとあれは夢だったのか。
窓からやってきたあの妖精のような存在はなんだったのか。

あれは天使なのか。妖精なのか。
メリュジーヌ。セイレーン。マーメイド。いろいろな妖精がいる。
どれもわたしは、愛している。

あれは夢だったのかもしれない。
しかし、わたしはそのことを望んでいた。
彼女はやってくるはずだと。

夢が、わたしの夢を叶えてくれたのか。
夢?。それともなにか別のものか?。
それともあれは、あなただったのか?。

妖精はほんとうに存在するのかもしれない。わたしはそう思いたい。

この書斎から、別の世界への扉が開いていると思っている。
この窓は、あなたのところへと繋がっているから。

こころは、繋がっているのだから・・・。
そして、出逢うだろう。