わたしの生活のなかで、愛着を持っているものを少し紹介しよう。
最初は、HONDAのアコードワゴン。わたしの体の一部のようなものなんだ。

絶対への接吻、あるいは妖精との距離  


【人間にとって大事なことは、学歴とかそんなものではない。
他人から愛され、協力してもらえるような徳を積むことではないだろうか。
そして、そういう人間を育てようとする精神なのではないだろうか。】本田宗一郎

こんな本田さんだから尊敬しているんだ。
わたしは、車そのものには詳しくはない。
この車はHONDAの4台目。
このデザインには、惚れこんでいる。
今でも、たまに見ていると嬉しくなってしまうデザインだ。
何年も乗っているけど、飽きるということがない。

先日、ガソリンスタンドで給油をしていたら、女性店員に突然話しかけられた。
「あのーお客さん。この車乗っていてどうですか?」
「この車がすきなんだ。」
「やっぱり-。わたしのお兄ちゃんが、この車乗っているんですよ。
 わたしも大好きなんで、この車を見て嬉しくて話しかけちゃいました。
 わたしも貯金してこの車を買おうと思っているんです! 。」
「それじゃあ頑張って貯金するんだよ」
「ハイ!。頑張ります」

彼女の喜んでいる素直な表情が、眩しかったなあ。
わかってくれるひとがいるということは、嬉しいことだね。

絶対への接吻、あるいは妖精との距離  


そして、コーヒーカップ。
わたしは大のコーヒー好き。
このカップと決まっている。思い入れがある。

昔、倉庫の中を改造して、経営者が購入したポップアートのアンディ・ウォーホールの画廊があった。
買うひとはいなかっただろう。
彼は、見てもらうだけで満足していた。

中二階に喫茶コーナーがあり、総ガラス張りで、
ライトで照らされたウォーホールの絵が見えた。
わたしの周りには、美術の世界について話せるひとがいなかったけれど、
彼とは、長い時間コーヒーを飲みながら、話し込むことができた貴重な友達だった。

このカップは、その店で使っていたものと同じもの。
カップの色合いとデザインに魅せられた。
彼に頼みこんで譲ってもらったもの。
窓のない空間の中で、コーヒーを飲みながら、ウォーホールの絵を眺めていた。

そんな時間が、振り返れば、最高の贅沢だった。
このカップは長い間わたしとともにいる。

絶対への接吻、あるいは妖精との距離  


そして、携帯電話。
以前使っていた機種は重かったので、軽いものにした。

仕事で24時間いつ電話がくるかわからないから、手放せない。
寝るときはベッドの横。
変えたのは、デザインより機能重視だ。

待ち受け画面は、わたしのプロフのアンドレ・ブルトンの写真。
バカだよなあ。
携帯まで同じ写真を使うなんてと思うけど、
彼の表情を見ると 「生きていく強い姿勢」を感じるんだ。
彼は、ここにいる。

着メロはニューシネマパラダイス。
とても優しいメロディ。
緊迫した電話も多いから、このメロディは助かっている。
こころが温かくなるからね。

携帯は、スーツの左ポケットに入れている。
温かい情報も一杯詰まっているから、心臓も温かくなるかな?。

愛車・コーヒーカップ・携帯電話。
お気に入りだ。
値段ではなく、わたしにとって価値のあるもの。
大切にしていきたいもの。
毎日が緊張の連続だからこそ、こういうものを愛していきたいな。


とうとうオバマ大統領が誕生した。
あまり楽観的になってもまずいかもしれないけれど、
黒人が大統領になったことは大変な出来事だと思う。
そして、世界の未来が明るくなることを祈って、先ほどオバマ大統領にメールをしてしまった。
うれしいからね(ちなみにわたしは、英語はほとんどダメです)


体調のほうは、仕事のスピードに心身ともについていけなくて、辛いことが多いけれど、
なんとか前を向いて歩いていきたいと思っているんだ。

「きみのこころを束縛する、すべての鎖を断ち切って 
 前に向かって突進せよ 
 よろこびと悲しみとを、超えているものに向かって」 

              インドの詩人 タゴール