イタリア映画の名匠フランコ・ゼフィレッリ監督の傑作。
原作は、シェークスピア。
監督には「ブラザーサン・シスタームーン」という
魂の汚れを洗い流してくれるような素晴らしい作品もある。
音楽は、フェデリコ・フェリーニ監督の多くの作品を手がけた二ノ・ロータ。

いま、この美しいサントラを聴きながら書いている。
最初に観たときは、2人の初々しさに圧倒された。なんて美しい映画なんだろう。
最近、久しぶりに観た。見方は少し変わっていた。
ずっと考え続けていた。
ひとはなぜ、ひとを好きになるのだろう。
どうして、夢中になるのだろう。
愛してしまうと、じぶんのことすらどうでもよくなることがあるもの。
このひとのためなら、どうなってもいいと。

Romeo & Juliet


どうして、そうなるのか。今でも明確な答えはでていない。
科学的・医学的・心理学にも様々な見解はある。
でも、ああ!。そういうことなのかと思ったことはない。

そして、ひとに出逢うことで、胸のトキメキを感じることを、
長い間、すっかり忘れてしまっていたことに気が付いた。
でも、いまは違うような気持ちがする。

出逢いのきっかけ、それはどのような形でもいい。
<このひとに出逢った>という、インスピレーションのようなものを感じるようになること。
説明はできないし、そんなことはどうでもいい。
こんな素敵なひとに巡り合えたというこころが、大切なんだと思う。
トキメキは、感動にも繋がる。
ドキドキ・ハラハラ・ワクワクする気持ち。それが一番うれしい。
そのときのこころは、純粋になっているのかもしれない。
まるで、少年に戻ったように。そのひとのことを想う気持ち。
まるで初恋のように。胸は高まり、胸が詰まる。

この作品は、悲劇に終わる。
しかし、2人の愛のこころは、永遠に語り継がれている。
それは、誰もが愛のこころを持っているからだろう。

わたしのなかにも、ロミオとジュリエットのこころは今でも生きている。
楽しいことがあろうと、苦しいことがあろうと、愛するこころを忘れない。

ひとのこころを、あらためて純粋にしてくれ、愛することの素晴らしさを教えてくれる作品。

ジュリエットの<愛>は、あなたの宝石のように輝くこころのなかにあるはずだから。