アメリカでボーダーコリーを育てています。
長女犬ダコタ12才は今日も優等生。何があっても動じません。
次女犬デージー1才は今日も元気。最近やっていなかった、K9フリースタイル(ドックダンス)の練習を再開したところです。
今年の私は、「動物を知る。犬を知る。犬種を知る。自分の犬を知る。」
こんなことを毎日感じながら過ごしてきました。
今日は、犬種を知る・・・・ということを書いてみたいと思いました。
ボーダーコリーは日本ではどれくらい家庭犬として存在しているのでしょうか?
私が住んでいる場所では、珍しい。というのもここは牧羊地帯ではないからです。
もちろん、農村地帯に行けば、ファームドックとしてボーダーコリーは仕事をする犬として
大活躍です。
犬種を知ることは、その犬の長所を伸ばすためにとても大切。
犬は、人間の生活をある意味助けてくれることを目的としていろいろな犬種が存在します。
狩猟犬なら、何でも人間のところに持ってくるというのが得意だし、獲物がここにいるよ〜と
伝えないといけないから、もちろんよく吠える子が多いです。
牧羊犬なら、広い牧場が一番彼らにあった場所。都会のようないろいろな刺激に
順応するのは苦手。
こんなふうに、犬種によって、得て不得てがあって当然。
しかしながら、たくさんの犬が一度に集まるドックスクールでは、あまりこういった犬の個性は
重視されないような印象を持ちました。
これは仕方のないことです。個性重視ではクラスは進行しません。
時に自分の犬を集団の中で無理させないといけないことも発生するしてしまいます。
まあ、無理させる程度ですめば良いのですが、全然理にかなっていないこともしてしまうのかもしれません。
私が、こんな風に今改めて思うのは、ドックスークールで、自分の犬(デイジー)の個性は
もちろん重視されず、逆にその個性は問題犬として扱われてしまったような気がするからです。
こんなふうな気持ちで、一応集団のドックスクールのカリキュラムは全て終えたのですが、
デイジーの精神面を成長させることはできませんでした。
その後に、今 私たちを支えてくれている素晴らしいドックトレーナのベン先生に出会いました。
一番の大きな違いは、「ご褒美のおやつ」についてです。
ベン先生はほとんどおやつを使いません。
おやつをあげてトレーニングすることは、犬のモチベーションを高めるので合理的だと
思います。
特に、我家のデイジーのような食いしん坊な子には、もってこい。おやつのためならなんでも
やるので、仔犬時代には、スパスパ物事を覚え、芸事もどんどんやりこなしました。
こんな風に何かを導入する方法としてはおやつを使ってのトレーニングは効果的です。
しかしながら、犬がある程度物事を覚えたら、もうおやつは使うべきではないと
今しみじみ思います。
さてこれをボーダーコリーに絞って考えてみました。
ボーダーコリーは、仕事が大好き。典型的なボーダーコリー気質を多く持っている子は
働くことが喜び。何が任務が与えらたらそのこと自体がその子の幸せで、もうおやつなんて
あげなくても大丈夫。ハンドラーの指示に従い、任務を遂行する責任感が遺伝子に組み込まれえいると理解すると良いのかもしれません。
ある程度物事を覚えた子は、ハンドラーのためにきちんと働きます。ハンドラーがリーダーでありリーダーの指示に応えることに大きな意味があるのです。
これを牧羊犬として働くボーダーコリーに置き換えるとさらに分かりやすいです。
優秀な牧羊犬たちに、「はい、よくできました。おやつだよ!」なんていう扱いをするシェパード(羊飼い)はいないでしょう。犬がリーダーに尽くすという気持ちをおやつですり替える必要なんてないからです。
これは、玩具とか大げさな上辺だけの言葉でほめちぎるという報酬でも同じだと考えます。
シェパードはけして必要以上の大声で、ボーダーコリー達をフィールドで褒めたたえることは
しないのでしょう。能力の高いボーダーコリーになればなるほど、報酬なんて必要がなく、
仕事を与えられこと自体が彼らの喜びなのです。
こんな風にボーダーコリーを理解できたときから、
ドックスクールでの、シット(座れ)-トリート(ご褒美)などという訓練方法をいつまでも
続けるパターンが嫌になりました。
初級クラスではなく上級クラスでどう人間の指示に従うかを分かっている犬たちに
対して無礼ではないか・・・と違和感がありました。
さらに、デイジーが興奮しないで静かにしていたら、横からトレーナーさんが良い行動だから
早くおやつをあげなさい(報酬をあげよ)と指導してきました。
まあ、トレーナーさんの指示だから・・と思い、デイジーにおやつをあげたら、おやつが嬉しすぎてそこから興奮がはじまりました。やっぱりこうなったか・・・・と思ったものです。
つまり、こういうことばかりしていると、ボーダーコリーの責任感なんて育てられないし、誇り高き犬の使命感すら踏みにじってしまう結果になるのだと思います。
その日から、私はトレーナーさんにあまり良い印象がないまま、ドックスクールに通いました。
最後にはおやつばかりをあげるパターンを横で見ながら、私とデイジーは独自の方法でクラスに参加してしまいました。そんな二人の世界も悪くないよね・・・・とか感じながら。
トレーナーさんだって人間だから、何か間違いをする・・・・と時々立ち止まる癖をつけました。
そして、ベン先生に出会うことができました。
ベン先生の犬のアプローチは私が初めて100%納得できる方法です。
やっとデイジーの直のハンドラーとして、良い指導者に巡り合えました。時間がかかってごめんね・・・・とデイジー。
自分の指定された場所で長い長い「place =指示された場所にいなさい」に応じるデイジー。
1時間以上しっかりそこにいます。寝てしまってもかまいません。おやつなんてあげなくても
それが自分のやるべきことと分かっているから、できるのです。
これH