映画「4分間のピアニスト」 | TO NI LAND 

 

“ピアニスト映画祭り”

の一環で、

 

映画「4分間のピアニスト」

を観た。

 

 

 

 

ラムシュタイン

を彷彿させる、

荒々しいロックで

始まった上に、

 

映画「スカム」の

レイ・ウィンストンに比肩する、

ハンナー・ヘルツシュプルング

の凶暴な演技に圧倒されて、

 

 

本当にピアニストな作品?

と、一瞬不安になったが、

 

心配無用で、

 

 

 

主人公二人の

背景は複雑なのに、

 

“虫” “赤ワイン” 

“4分間” などの

アイテムやワードが、

 

なぜか整然と

2回登場するのが

気になったり、

 

 

安易に、

 

映画「奇跡の人」

のハードコア版?

 

と思ってみたり、

 

 

“モーツァルト”が

多用されていることや、

 

クリューガーが

ジェニーの才能や若さに

嫉妬しているようにも

思えること、

 

何よりも

 

クリューガーの髪型が

“サリエリ”なので、

 

映画「アマデウス」

を重ねたりしながら

鑑賞した作品で、

 

 

ハリウッドでやるなら、

 

ジェニー役は間違いなく

ドリュー・バリモア

だと思った。

 

 

 

映画「ワンス・アポン・ア

・タイム・イン・アメリカ」の、

 

ゴミ収集車のシーン

を彷彿させる

ジェニーの脱獄シーンから、

 

伏線が回収されるまでの

展開が小気味良く、

 

コンクールでの

ジェニーの演奏シーンが

最たるもので、

 

もしや、

水が落ちて来るのでは?

 

などと、

 

映画「フラッシュダンス」

の再現を期待したりもした。

 

 

 

“こんな奴に賭けた

私がバカだった”

 

と言わんばかりに

赤ワインをがぶ飲みする

クリューガーは、

 

まるで、

 

映画「海の上のピアニスト」

の対決シーンで、

 

ナインティーン・

ハンドレッドに賭けた

マックスのようだったが、

 

そう捉えるのなら、

 

あの作品での

賭けの行方を思い出せば、

 

最後、

 

クリューガーの笑顔の意味が、

自ずと分かってくる。

 

 

 

アルコールの力を借りて、

 

色眼鏡で見ることなく、

本能的にジェニーと

向かい合ったクリューガーが、

 

笑顔で送った

投げキッスは、

 

ジェニーへの

好意と、敬意の表れで、

 

 

伏線がよく利いた

ジェニーのお辞儀は、

 

しおらしい

クリューガーへの、

 

皮肉と、敬意を込めた

お返しのように私は思えて、

 

彼女の威風堂々とした

振る舞いは、

 

映画「女王陛下のお気に入り」

のレイチェル・ワイズ

を彷彿させ、

 

 

映画「戦場のピアニスト」

のラストに匹敵する

ブラボーとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「スターリングラード」

を観た辺りからなのだが、

 

 

レイチェル・ワイズが、

 

たまに

 

レオナルド・ディカプリオ

に見えてくるのは、

 

 

私だけなのだろうか。