映画「ハーフネルソン」きっかけが必要? | TO NI LAND 

映画「ハーフネルソン」を観た。


ライアン・ゴズリングが、

アカデミー主演男優賞に

ノミネートされた

作品だけあって、

印象に残る作品だったが、

 

物語が始まって、

早いうちに主題が

提示されているためか、

 

私には時系列が

合わないように感じる点が

いくつかあって、

 

いっそのこと

時系列を入れ替えた

作品に仕上げても

良かったようにも思えた。


主人公は、
ライアン・ゴズリング演じる、
中学校の歴史教師

でありながら、
ドラッグ中毒のダン。

〈予言者で麻薬の売人?〉
 

 

“歴史は時代的な変化の学習だ”
と生徒たちに教えつつも、

 

当然、その時代的な変化には
人が関わっているのに、

 

自分は変わることが出来ない
という彼のもどかしさを感じ、

〈歩く矛盾?〉

 

 

『相反する2つの力』や、
『転換点』、

『弁証法』

などの説明は、
彼の心の葛藤を

暗示しているように

私は思えて、
 

 

自分をコントロールするための
何かの“きっかけ”を
待っているような気がした。
〈きっかけが必要?〉
 

 

 

 

オマージュのように
思える設定や、

シーンもあり、

 

ダンの元彼女である
レイチェル役の

ティナ・ホルムズが、
“ベッツィー”に

顔が似ているので、
もしや?

とは思ったが、
 

 

「ハーフネルソン」は、
あの伝説の映画、

「タクシードライバー」
に似ている。
 

 

ダン=トラヴィス、
ドレイ=アイリス、
フランク=スポーツ
なのである。

 

 

「タクシードライバー」

ファンには
観て欲しい作品だ。