みなさん、こんにちは!
パチンコ転職ナビの小平です^^
いきなりですが、
現在 約506万人もの方々が加入している(※2014年12月時点)
「確定拠出年金」ってご存知ですか?
皆さんもご存知の
国民の全員が加入する「国民年金」
サラリーマン等が加入する「厚生年金」
公務員が加入する「共済年金」
とは別に、個人で加入することができる
【確定拠出年金】というものがあり、
2016年5月に法改正が成立したことによって
17年1月からは主婦や公務員など対象者が拡大し
より加入者が増えることが予想されている、今注目の年金制度です!!
ということで!今回のブログでは
【確定拠出年金】についてご説明します^^
そもそも【確定拠出年金】とは…
冒頭でお話した「国民年金」「厚生年金」などのように、
加入者が支払った掛金を、すでにリタイア(退職)された方々に
給付していく年金制度とは違い、
個人で自分専用の口座に積み立てていき、
将来自分がリタイアした際に
その金額が自分に給付されるというイメージです。
自分が支払った掛金の額と、自分の運用の成果によって、
将来の給付額が決まることが特徴です!
それでは、次に【改訂拠出年金】の
メリットとデメリットです。
【メリット】
1 掛金が全額所得控除!
例えば、年276,000円(月23,000円)を拠出金として支払っていたら、
276,000円全額が所得からマイナスされ、その金額に対して課税されます。
年収500万円の場合を例に計算してみましょう!
A 通常の場合
給与支払額が500万円の場合、給与所得控除額は154万円
課税所得=500万円-154万円-38万円=3,080,000円
所得税=3,080,000円×10%-97,500円=210,500円
住民税=3,080,000円×10%=308,000円
(所得税+住民税)=518,500円
B 確定拠出年金の場合
確定拠出年金で年間276,000円支払っていれば、その分控除されるので
500万円-276,000円=4,724,000円に対する所得税と住民税が掛かります。
課税所得=500万円-154万円-38万円-276,000円=2,804,000円
所得税=2,804,000円×10%-97,500円=182,900円
住民税=2,804,000円×10%=280,400円
(所得税+住民税)=463,300円
通常の場合と、確定拠出年金をした場合とを比べた税金の差額は
518,500円-463,300円= 55,200円
つまり、確定拠出年金をすることで
年間55,200円分も得をするということです!
これって、すごい金額ですよね!
30歳から40歳までの10年間続けたら55万円以上も得をすることになります…
しかも給与が上がっていったら、もっと差は大きくなります!!
これは、確定拠出年金の最大のメリットになるのではないでしょうか。
2 運用益が非課税!
通常は預金の利息、投資信託等の値上がり益等の運用益に対しては、
その都度約20%の税金が発生します。
しかし、確定拠出年金で資産運用して得た収益は、
確定拠出年金の資産である間は課税の対象とされず、
得られたリターンの全てが再投資に回ります。
簡単に言うと、定期預金の利息を1万円得た場合、
通常は約2千円の税金が取られますが、
確定拠出年金で定期預金をしていた場合は、
1万円がそのまま年金資産の残高に反映されます!
【デメリット】
1 支払額より給付額が少なくなるリスクあり!
確定拠出年金は確定給付年金や年金保険とは異なり、
将来もらえる金額があらかじめ確定しているわけではありません。
掛金を拠出して、預金・投資信託・保険などの商品で運用します。
元本保証の商品もありますが、リスクがある金融商品に投資をした場合、
支払額より給付額が少なくなるリスクはあります。
元本保証の商品だけにした場合でも、インフレ率より
資産の増加が少なく、名目上は損をしていなくても、
貨幣価値・購買力に鑑みると実質的に損というケースも出ます…。
2 拠出金を60歳まで受け取れない!
原則として、途中で引き出すことは認められないので、
急にお金が必要になった!という時でも、今まで拠出した
お金は60歳まで引き出せないので注意が必要です。
3 特別法人税がかかる!
確定年金に関拠出する毎年の年金資産残高に対しては、
特別法人税(1.173%)が課税されます。
2017年度税制改正で、特別法人税の課税凍結を3年間延長する方針で、
確定拠出年金の導入以来、一度も課税されたことはありませんが、
凍結が解除されると年1%強の税金がかかってしまい、
現在の金利情勢では課税されると、税制メリットが吹き飛んでしまいます…
但し、政府は確定拠出年金制度の拡大を企図しているため、
特別法人税の凍結が解除されるリスクは極めて低いです。
だらだらと長く書いてありますが、
簡単にまとめると
・拠出した金額分は給与から控除される
・あくまで年金という扱いなので60歳から受け取る事ができる
・受給の仕方は60歳の時に一括、もしくは月々のどちらか選べる
・毎月の掛け金は投資信託などによって運用されるので、
受給額は上がるかもしれないが、下がる可能性もあり
という感じです^^
メリット・デメリット共にもっとたくさんありますし、
ルールなどもかなり細かいので、ご興味のある方は詳細を調べたり
専門家に相談してみてください( ^ ^ )/
▼パチンコ業界の転職ならパチンコ転職ナビ
▼転職経験者から聞いた「転職してみた本音」
参考サイト:りそな銀行 確定拠出年金
http://www.resona-tb.co.jp/401k/begin/about/