不快の表出 | しかたない、がんばろう!~急性リンパ性白血病をいきる~かんごしに生きる~

しかたない、がんばろう!~急性リンパ性白血病をいきる~かんごしに生きる~

2008年春、急性リンパ性白血病 (ALL) になった。
38才独身、看護師18年目…。
がん看護,緩和ケア病棟の経験もあった。
自分が患者になり、初めて分かったこと、実感したことがある。
日々のことと共に、又、今までを振り返りながら、記していきたい。

久し振りに如何にも!というレベルで、
「北風と太陽」の北風になってしまった。

到底、望む答えは欠片も出ないと頭の隅では分かかっていた。

でも、おそらく次のダイレクトな話し合いは無いと思うと、自分を止められなくなった。

偉い方のお応えに対し、私は態度でも不快を示さずにいられなくなった。

全然 的を得ていない応え、無難にやり過ごす姿勢,…おそらく明解に出来ない応えを求めたかもしれない。

難解な言葉を多用し、矛盾する言葉の羅列、手段を知りたいのに抽象的な言葉ばかり、
到底「この問題」には、この場では、絶対的に理解し合う事はなかったのだろう。

何も改善や方向性を約束出来ない。
単純なパフォーマンスが目的の全てであるのは、重々承知だった。
だから、余計言いたくなった。

2年前から積み上げるはずの取り組み、ずっとしなかった。
その人が今月で去るとなって、何故この時期にこんなことをするのか。

この日に話し合ったことは、その方が去っても困らないように引き継ぐか確認した。
それも約束出来ないと…。

恩のある方を傷つけるつもりは無かった。
恩は恩として感謝は永遠。

だが、私なりに一所懸命時間をかけて悩み、「左」を信じているのに、
恩があるからと言って「右向け右」にはなれない気持ちは、きっと届かなかった。

相手の「恩を仇で返された」的な態度、私は苦しい。
そんなこと、されないと思っていた。

私は「恩」で辛い思いもあったが、自分なりに越えてきたつもり…。

患者でも元部下でも無い所で、自己実現は見つけた方がいいんだろうな。

私はもうあの当時の私ではないのです。
察する気持ちの無い指導を受ける関係でもないのです。

聴く耳は塞ぎませんが、基本、自分の目で見たこと、自分が接して感じたことを信じます。

まぁ、そんな態度をされる積み重ねしか出来なかった私がいるのも事実だから…
しかたない。

嫌われても、それまでのこと。
時間が限られているかもしれないのに、信念も押せないなら生きている意味はない。

だけど、北風ではなく太陽でいる努力は、まだまだ精進が必要☆