去年は、何か予定があって行けなかったんだった。
その前の年は、大勢で集まって車で行って都内で更に合流して飲んだんだったかな。
その前は……どうだっけ?
今年は総勢で6人。
まるで夏みたいなあっつい最中に、線香とタバコを沢山焚いて、恒例の故人の悪口大会やって(^_^;)
そしたら、お供えの菊の花弁がハラハラッと散った。
あ。来てたのね(笑)
東京に戻って、少し飲むかという話になったんだけど、一人まだ仕事が終わってないと言うので
その人んちで家呑みしながら終わるのを待つ事に(お家での仕事です)。

仕事になるわけが無い(笑)

かき氷まで出てきちゃった(笑)
ミュージシャンの家でミュージシャンが集まって、
楽器はその辺に沢山転がってるし、飲んで食って、故人の昔のライブ映像見たりしながら、みんなギター適当に弾いてて
誰かがカノンを弾いたら
「あ、それいいね」「俺もやりたいやりたい」って皆で合わせ始めた。
一人がふと、弾きながらクスッと笑って
「ふふ。なんかー、地球最後の日みたいだね」。
窓から夕暮れの風が入ってカーテンが揺れてる。
飲み食いしたあとが散乱しまくってる、広々としてるけど散らかった部屋。
ガットギターのカノン。
「あー、ホントだ」
「シチュエーションが、ぽいね」
「あはは、ぽいぽい」
私もぼんやりしながら
これが地球最後の日かぁ。てことはここで今日死ぬのかぁ。
それも悪くないなぁ
せーしゅんを思い出させてくれる人達とこうして一緒にさ。
何も考えずにダラダラして気持ちよくカノンを聴きながらさ。
上機嫌でギターをつま弾くあの人の隣で。
あの人のほろ酔いの横顔を見ながら
人生を終える。
地球最後の日は、きっと、私が選択しなかった人生のもうひとつの日でした。
ここに家人はいないし、私はミュージシャンじゃないし、
あの人とは結ばれなかった。
いー加減そろそろホントに仕事にかからないとマズイ家主さんを置いて、近くの音楽バーでまだまだ飲むという皆と別れた。
私は一滴も呑んでないので酔ってるはずないんだけどなんだかフワフワしてるので、少し寄り道。
ちょっとみっともないけど、公園で一人ノンアルコールビールで乾杯。
皆はまだまだ呑んで、楽器の置いてあるバーでまだまだ弾いてるんだろう。
お酒が弱くて、楽器の弾けないボーカリストだった故人はきっとそっちじゃなく私の方に来てるはず。
リュウさん、地球も皆もまだまだまだまだ。
今までずっとフラフラ流されて生きてきたけど、これからは私が自分で選んできた道を踏み締める歳になっていく。
たまに、掴み取れなかった別の人生に思いを馳せながら。
長い長い道を本当に終えたら、リュウさん、笑ってやってくださいな。