親は子供が心配で、つい自分の人生哲学を子供に押し付けようとします。

 子供は、それを「干渉するな。」と抵抗します。

 もちろん、親の言い方にも問題はあります。

 批判めいた口調で言われれば、言われていることが正しいかどうかより
 自分を非難されていると感じて、耳を傾けないのは当然の対応かもしれません。

 

 これは、親に限りません。

 「お前は忍耐が足りない」と、批判する上司。

 あるいは、「あきらめるな」と言う、知人の言葉。
 どれもこれも、自分を馬鹿にしている、非難していると感じられて
 相手の言葉の中の真実なんて探ろうなんて思いません。

 

 よく、人生アドバイスで、批判されてもその批判の中にうなずける部分があったら

 その部分だけでも、素直に受け取りましょうなんて言うけれど

 自己否定されたという感情が強くて、冷静にそんなこと考えられない。
 (考えられる人もいるだろうけれど、私はそこまで大人になっていない。)

 

 でも、相手の言うとおりにしなくても、その時は頭にきても

 相手の批判は、心の荷物の中にしまっておいたほうがいいかもと思う。

 

 相手の忠告や、おせっかいは、いわばガイドブックや雨具のようなもの。

 すぐに使わなくてもいいし、使いたくなければ使わなくてもいい。

 でも、持っていれば、何かの時に役に立つかもしれない。

 

 もちろん、でたらめのガイドブックや、穴あきの雨具かもしれない。

 不要なガイドブックなら、捨てても構わない。

 

 でも、自分のことを心配して言ってくれた親の言葉や、友達の言葉は

 今は、頭にきて開くことないガイドブックだけど、もしかしたら

 役に立つかもしれない。

 そんな風に考えて、言葉では「余計なお世話」「うるさい!!」と反発しても
 無料のガイドブックをもらったと思って、

 心の中に、しばらく取っておくほうがいいかなと思う。

 

 少なくとも、何もガイドブックや雨具を持たないで、人生の旅をつづけるよりは

 安心できるのではないかと思います。