ヴァンパイアの夢を見ました。
吸血鬼と言ったほうがしっくりくるけど、夢の中ではヴァンパイアと呼ばれてたので。
女性が3人、生きていた。
でも1人は命を狙われていて、1人は生きることを絶望視されて、1人は死ぬことを望んでいた。
そんなときに出会った老紳士に誘われて、老紳士の屋敷に。
お手洗いへ行ってる1人を余所に、2人は首に牙を立てられて意識を失っていた。
その老紳士が言うには、2人は死んでいないということ。
戻ってきたその女性に告げると、女性は咳を切ったように自分の身の上を話して嘆いていた。
いっそ誰かわからない人間に殺されるならと、見を差し出した女性。
老紳士は微笑みながら牙を立てて、その女性の血を吸った。
でも死なない。死ねない。血を吸われて、女性3人は老紳士と同じヴァンパイア。
死にたいと願ったのに、死ねなかった、永久に生きることを強要された3人。
そこで目が覚めた。
もし本当にヴァンパイアというものが存在するなら、自分も身を差し出していたのだろうと思った。
死ぬことを望みたくはないけれど、永久という時間の中で人間の世界を見下ろせるのならとも思った。
なんだか、釈然としないっていうか、すっきりしない夢。