なんでなのかわからないけど、あいつの夢見た。
小6まで、同じ学校だった男の子。
幼稚園の時は、ウチがボロボロに殴って立たせられなくするまで殴った男の子。
近所に住んでた。
小6……うん、確か小6。
いなくなっちゃったんだ。
たぶん、3人とも施設に預けられた。
3人っていうのは、あいつの兄弟のこと。
弟はクソ生意気でウザったくて、兄は逆に優しかった。
そんな中間にいたあいつは、ウチの悪口言ったりしながらも、時々優しかった。
小1の時、帰りの途中あいつに「触らせて」って言われた時は先生に叱られたけど。
拒んでも拒んでも切なげに迫ってくるあいつが、なんかこっちまで悲しくなるから。
……処女奪われそうになったんだよね、小1で同じ年の子に。
そんな忘れようにも忘れられない、でも蓋をしたはずの思い出の子の夢を見た。
中学で、別行動とってた中、同じ宿泊施設でバッタリ再会。
そいつは、記憶の中のままだった。
いきなり抱きついて、ウチの事をじっと見上げて、ただ「好き」「好きだよ」って呟いてた。
気持ちが悪くて振り切って、夕飯の時になって謝ろうとした。
でも、夕飯の時、あいつは殴られていて。
「お前は犬の餌でいい」って、本当に酷い扱い受けていて。
見てられなくて助けて、一緒に逃げた。
そこで目が覚めた。
アイツは今、どこで、何してるのか知らないけど。
願わくば、ホントに、幸せでいてほしい。