漫画家志望の僕は、小2の時からの夢を追って、漫画を描く。
父を手塚治虫、母を渡辺多恵子と仰ぎ、男のくせに少女漫画家を目指す。40を過ぎても、夢への力は衰える事を知らない、現役バリバリの夢見るおじさんである。
一時、漫画家を諦めて、就職するも、仕事のストレスの反動で、漫画家への野望は強くなる一方であった。休みになると9時から6時まで、描きまくる。食事をする時間もおしく思え、パンやおにぎり片手に描く。
傍から見ると狂気の沙汰で、姪に言わせると、命を削って描いているように見えるらしい。
プロを目指す以上、お遊び気分ではなく、あくまでも本気モードに入ってしまうのである。折角の休みに、この状態であるから、仕事の疲れを癒す間が無いので、月曜日もお疲れモードで仕事をしていた(笑)。
まあ、精神的に病んでしまうのも無理はない。不眠症になり、これ幸いと徹夜で漫画を描く事もしばしばあった。
これといった趣味が無く、唯一の趣味らしき物がベースであった。中学の頃、Casiopeaに憧れ、始めた物で全くの独学であるので、音楽理論も知らず譜面は高低しか読めず、聴いて覚える所謂耳コピである。
うつ病を患ってから、12年回復の兆しが見えてきた、今日この頃。リストラに遭い、再就職が決まるまで、不安で、精神力の要る漫画が描けなくなった時期を支えてくれたのがベースだった。中学時代に戻ったようにCasiopeaのコピーを再度している。
所有する10本のベースの内、4本のベースは、桜井哲夫さんの使用していたベースの廉価版である。
勿論、上級機種を買う事も出来たが、プロになる気は、さらさら無いので、充分である。とは言え、アマチュア風情が10本も持っている事がそもそも異常だが(笑)。
再就職、初出勤まで間がある今日この頃は、1日1~2時間練習するのが日課になっている。漫画を描くときのように、ノンストップで9時間もやることは無く、疲れたら30分でもやめてしまう。
これぞ趣味…。今度の職場は土日休み。土曜に漫画を描き、日曜にベースを弾く…そんな日々を過ごせたらいいと思う。