親はもう当てにできないと実感したこと | ぴおのブログ

ぴおのブログ

50代シングル なんとか暮らしを立てています。目まぐるしく変わる時代の中で、ぽつりぽつりと思うことを書いています。

親だって

ニンゲンであります



これまでには

親子だからこそ 許せないしがらみや

甘えからの苛立ちや



毎日ともに暮らしていれば

やることなすこと

気に入らなかったり




そんな日を過ごしてきました




思い出せば今でも悲しくなる言葉も数々ありますが




たぶんお互い様でしょう




てか わたしの方がずいぶん

がっかりさせたことが 多かったと推察します




あれだけ手をかけて病気を治してやったのは

誰だと思っとるんじゃ

この恩知らずがボゲェ❗️❗️

あ 母の脳内を総括し代弁しています知らんぷり






…さて



そんな親子の上にも時はながれ

あはれ花びらながれ

おみなごに 花びらながれ





わたしも実家を離れて





ひとり住まいになり





あまり両親に会うこともなく過ぎ




わたしは仕事に家事に楽しみに忙しく




さらに月日は流れ



数年前からは母に認知症のような行動も

見られるようになりました





と言っても

生活はできていて

一時期はものを食べなくなっていましたが



また食べるようになり

血液検査も以前より良好 




以前は親戚関係や家庭のことを含めて

神経がぴーんと張り詰めたような感じの母で

さわると手が切れそうな



そんな時もしょっちゅうでした






いろいろ忘れてしまった彼女は

「なんだか夢の中にいるようだわ」と言っています





そこにイライラ感や焦燥感や取り繕いはなく


ひとことで言えば






以前より 生きやすそうにしている





と 娘は分析していますちょっと不満



……さてさて





そんな両親を久しぶりに買い物へ連れて行くことになり

ふたりを後部座席に乗せて




近郊の大型スーパーへ





駐車場に車を止め…



止め…



そう




もはや 昔の母ではない



大人の峠を越え どんどん幼児の判断力へ

進…?退?  どっちだかわからないけれど


「化」 している




今まで判断できていたことが

すでにできない




そのことを 考慮しなかったのは

わたしのしくじりでした





駐車場

両隣 車両車





母 元気よく 後部座席の扉を開ける



バン


右側に止めてあった他人さまの車の車体に…

思い切りドアをぶち当てた母




わたしは


真顔 呼吸停止


しました




 トナリノクルマ  新しいピカピカ  シカモデカイ




うずまきうずまき

えーと 怪しい感じはしない たぶん健やかな

一家の家族団欒のための快適な車って感じで

だから 絡まれることはないだろうけど

新車っぽいこりゃキズによってはドア一枚

ン十万とかするのか保険はどう



と また フル回転する頭の中うずまきうずまきうずまき




隣の車には人が乗っていたので

おそらくその主であろう男性が

静々と降りてきて




わたしも降り




あああすみません…



「あたりましたね」「ハイすみません…」




ふたりで確認したところ目



キズが ない



え?






何度見ても 角度を変えても ちょっと触ってみても 一点すら



キズは ない





よく 分からないのですが

とにかく




どうみても

キズが確認できなかったので




それ以上どうしようもなく

じゃあ

まあ



ということで



お開きになったのですが




当のちょーほんにん である母は

ドアをぶつけた時

「あっ」



という顔を 一瞬みせ

突然無言になり


車を降り



一直線に



店舗の軒先へ退避




その様子を見ていた父は

これまた 無言で車を降り



店舗の軒先へ退避





いきなり他人になるふたり




おじいちゃんおばあちゃん ちょっと!んたタチッ

ムカムカ



わかってますええ いくらなんでも「アンタ」なんて親に言っちゃダメです愛子様なら絶対言いませんよ



まあ


無事というか


結果的に損害はなかったので

わたしの方が

今後 油断はしないということで

気をつけようと思いました




でも


認知症のような気配はまったくない



なんなら

わたしよりよほど 最近の芸能スクープや世間の情報に詳しいくらいの父が



ヤバめの状況で

自分だけ逃げ 娘を置き去りに…ムキー



こっちのほうが



タチが悪い魂




そんなこんなの事件をとおし



ひとりで強く生きようと決意を改めた

そんな日でした



             ぴおぶどう