さて、今年も夏休みシーズンが終わろうとしています。

夏休みといえば宿題、その代名詞といえばやはり工作でしょう。

今年も応募します、カスタムガンコンテスト2022!
 (* ̄∇ ̄*)

 
今年は忙しくて作り込む時間がなかったので、過去に着手し放置していたカスタムを引っ張り出して仕上げました。


以前、このブログで紹介した、試作ガスコキ/ガスブロ切替式ガバメントです。
以前の紹介は、なんと2年以上前の2020年5月でしたが………( ̄▽ ̄;)

ベースはKJワークスという台湾ブランドで、マルイガスブロガバのコピーです。
しかし個人的に好みなミリガバ系スライドに、サバゲで有利な大容量マガジンが使えるハイキャパシャーシという素敵モデルでスライドはHW。マレノイにはない魅力があります。

何より、某オフ店で3000円だったというのが魅力的でした(笑)

これなら失敗しても笑えるぜ!!

スライドに綺麗に穴貫通させる自信、なかったんですよね。( ̄▽ ̄;)



今回はついでに、フルオートもオマケしてセミ/フル/ガスコキ切替式といたしました。

外観上の特徴は、スライド後部に増設したガスコキ/ガスブロ切替レバーです。
セミ/フルの切替はトリガーの引き具合で決まるため、外観に変化はありません。
ほんとはレバー切替のほうが操作性は良いかと思いましたが、ゴチャゴチャさせたく無かったのです。せっかくのミリガバスライドですからね。

さて、こちらが簡単な作動動画です。


仕組みは相変わらずの素人仕事で超単純です。



写真右がガスコキ/ガスブロ切替レバー。
左がセミフル両用トリガーです。

酷く簡素な仕組みですよね(笑)


では、ガスコキ/ガスブロ切替から説明していきます。



………え?


長くなりそうだからいらない?


説明させて!!


語りたいの!!!
 ・゜・(つД`)・゜・


ということで、勝手に語りだします。
  (* ̄∇ ̄*)


レバーをスライドに装着すると上の写真の用になります。これはガスコキ状態。

写真で分かる通り、スライドに穴を貫通させてそこに軸を通してます。
この穴空けが地味に大変なのです。
スライドは割れやすいHW素材、さらに軸線上にはガスブロエンジンの金属インナーシャーシ。
我が家にボール盤などありませんので、使える道具は電動ドリル程度。
1.5mmのドリル刃から少しずつ拡張して5mmまで拡げました。
軸の直角は気合いと根性で測ります。
穴空け後、軽い抵抗とともにスッと5mmの丸棒が差し込めたときの感動たるや。
 ・゜・(つД`)・゜・

さて、話を戻しまして。
レバーは操作のためのダイアル部分と軸、クッション材の三つの部材でできています。

このクッション材をハンマーとの間に挟むことでハンマーの打撃量を制限し、ブローバックをキャンセルします。


こちらは試作中の写真なので処理が荒いのですが( ̄▽ ̄;)
ダイアルを回して、このようにクッション材を上に向け、ハンマーから避けることで、通常通りブローバックします。


マルイのガスブロは、ノッカーロックという機構があります。
ハンマーがノッカーを叩くと、ノッカーが前進してバルブを叩きガスが放出されます。
この際、ハンマーは反動で弾き返されますが、ハンマーが初期位置に戻っても、ノッカーにはノッカーロックがかかることで前進位置を保持し、ガスを放出し続けます。そのガスでスライドが押し出されブローバックし、ハンマーコックと次弾装填ができるほどのストロークを確保したところでスライドがノッカーロックを解除しガスカットされます。冬場などでブローバックが上手くできないと、このノッカーロックが解除されないため、生ガス吹きが起こります。

ガスコキ切替カスタムでは、このノッカーロックが作動せずかつノッカーがバルブを解放できる範囲を探り、ハンマーの打撃量を決定します。


パーツ構成は下記のとおり。
①ダイアル:道具箱に転がってた、カーナビのステーか何かのダイアル
②軸:アルミ丸棒5mm径X25mm
  ⇒約4.7円
③クッション材:

100均のシャンプーブラシの足1本
⇒約2.3円

 締めて7円!!
 (* ̄∇ ̄*)ww

私のカスタム遍歴の中でもかなり安価な部類に収まりました(笑)


続けてセミフル両用トリガーについて説明します。


見ての通り、雑に切り出されたアルミ形材をトリガーに固定し突起を増設しただけです。

この突起の位置がミソとなります。


ガバメントのハンマー回りはとてもシンプルです。
ハンマーを起こすと、ハンマーをシアーが押さえ固定します。シアーはディスコネクターを挟んでトリガーと連動します。
もし、トリガーとシアーが直接連結していた場合、トリガーを引き続けるとシアーも解放し続けてしまうので、セミオートになりません。
そこでディスコネクターを介してシアーとトリガーを連結することで、ブローバック時にスライドがディスコネクターを落下させ、トリガーとシアーの連結を離すので、トリガーを引いたままでもシアーが作動しハンマーがロックします。

セミフルトリガーの場合、トリガーを引くと、まず上記のサイクルでセミオートが始まります。
この際、さらにトリガーを引き込むことで、トリガーに増設した突起がディスコネクターを介さず直接シアーを解放することでフルオートになります。



最近、WAのガバメントもトリガーの引き具合でセミフル切り替えられるモデルがあるようです。
私は持ってないので中身がどうなってるか知りませんが、似たような感じでしょうか?

こちらのセミフルトリガーもアルミ形材の端材を使っただけなので実質0円ですが、面積を考えれば2~3円といったところでしょうか?

さて、フルオート化ですが、普通のガスブローバックピストルをそのままフルオートにしても、かなりもっさり動作になります。


そこで、ショートリコイルのオミットと、ショートストローク化をしました。


特に市販のカスタムパーツは使ってませんが、ショートストローク化することでスライドスプリングのテンションも上がるので、実質固いスプリングに変えたような効果があり、スライドの動きもキビキビします。

個人的にはフルストロークのガッチャンガッチャンした動きも好きなんですが、小気味良く撃ち合えるのはショートストロークでしょう。
また、後々サイレンサーを付けるには、ショートリコイルのオミットも必要です。


ということで、ガスコキ/ガスブロ切替レバーとセミフル両用トリガー、合わせて約10円のカスタムでした。

 


ガバメントのガスコキ化やフルオート化はハッキリ言ってありふれた、いくらでもやり方のあるカスタムですが、全て盛り合わせたカスタムは珍しいのではないでしょうか?

今年もどんなイカれた(誉め言葉)カスタムガンが見られるのか楽しみです。(*^^*)