こんにちは。(*^^*)

サバゲ日和が続きますね。
※気温35度をベストコンディションとする個人の意見です。

さて、今回はウェスタン・アームズの固定スライドガスガン、コルト・コンバットコマンダーのメンテナンスをしていきます。


この銃、以前たまご組の皆さんに買って貰ったものです。

古い銃ですが、たまに出物を見かけますので、気になってる人もいるのではないでしょうか?

ガバメントなのにダブルアクション?
と思う方もいるかもしれませんが、これは『シーキャンプ』と呼ばれるカスタムで、実際に存在するカスタムだそうな。

固定スライドガスガンは特に拘りがなければマルイのソーコムを選んでおけばオーケー、というか、店頭で中々他のものは安定供給されませんね。(^_^;)

そんな定番のソーコムと比べてWAの固定スライドシリーズの特徴をあげると、

長所
○外観が良い(古いものなのでそれなりなところも多々あります)
○操作感が非常に良い
○バレル固定式で近距離の命中精度なら負けない

悪い点は
○古く、パーツ供給が期待できない
○ノンホップ
○ガス漏れしやすい

などがあります。

なぜこれを引っ張り出してきたかというと、サバゲで使うハンドガンが欲しかったからです。

私のメインはソーコムですが、ビジュアル的にハンドガンと言えなくなっており、ハンドガン戦に持ち込むには後ろ髪が引かれます(笑)

そこで、固定スライドで静かな銃を持ち出そうということなのです。


まずは、銃口下にある六角ネジを外します。
これがWAの固定スライドガバメントの外観上の特徴なので、中古品で「WA ガバメント」と書かれているのに何か妙に安いな…………と思ったら、ここを確認してください。


六角ネジを抜くと、コーンがそのまま前方にすぽっと抜けます。
ピッタリ嵌まっているので、軽く爪などで引っ張る感じになります。


続いて、アウターバレルがポロっと前方に抜けます。
ちなみにこのアウターバレル部に、最初からサイレンサー用のネジが切られてるものもあり、見かけたら即ゲットをお勧めします。
 (* ̄∇ ̄*)


スライドは少し前にスライドさせた後、銃口側から上に持ち上げるようにして外せます。

インナーバレルに引っ掻けないよう気をつけましょう。

しかし、艶々して綺麗なスライドですねぇ。
プラ特有のテカりではありません。
WAの銃は満足度が違います。(*^^*)


インナーバレルは、ブローバックモデルと違いフレームに固定されています。

これが高い命中精度の元になってるわけですね。

リアルなショートリコイルの再現も良いですが、こういった割りきりは嫌いではありません。


右サイドにある、金属のプレートと、その下から出てくる銀色のパーツを取り外します。

見えないところで大きく『WA』と主著してるのがちょっと可愛いですね(笑)


写真のピンを抜きます。


ウエイトが前方に抜けます。


スライドストップを抜きます。


次に、セーフティを抜きます。
セーフティは機構的に内部で噛み合いがあるので、正しい位置関係にしないと抜けません。

まず、ハンマーを起こします。
次に、概ね写真の角度になるようにセーフティを傾け、無理な力をかけないように気を付けながら抜いていきます。
位置は大体、安全位置と発射位置の中間くらいです。


次に、セーフティにテンションをかけるこのパーツを抜き取ります。


写真の軸を抜き取ります。


ここまですれば、シャーシがフレームから抜きとれます。


たぶんハンマーとダブルアクションのパーツが落ちますが気にしません(笑)



バレルはチャンバーごと前に抜けます。
正しくは、インナーバレルに嵌まってるcリングを抜くべきでしょうが、ヤワそうなので抜かずに引き抜いてみました。
チャンバーパッキンに無理をさせないよう気を付ければ大丈夫です。


カラッカラに乾いたチャンバーパッキン。
シリコンオイルをたっぷり付けて復活させます。


さて、バラしたら、固くなったグリスを落とし、シリコンオイルを吹き付けていきます。

触っていると、どことなくWA製品特有のオイルの香りが。

パーツのスレも少ないし、もしや出荷状態のまま現在まで生き残ってきたのでしょうか?(^_^;)

さて、グリスアップが終わったら、逆手順で組付けていきます。


ハンマーは窪みに嵌め込むだけです。


ダブルアクションのためのロッドを写真のようにセット。


シャーシをフレームに納めます。
このとき、ハンマーはダウンさせたほうが簡単に入りました。


セレクターにテンションをかけるパーツをセット。


この軸を差し込み


角度を合わせてセレクターをセット。


スライドストップをセット。
シャーシの窪みにホップパッキンをお座りさせたら


チャンバーとインナーバレルを前方から嵌め込みます。


この銀色のパーツを、トリガーとうまく噛み合うようにセット。


金属のプレートをセット。


ウエイトを差し込み、ピンをセット。


スライドをインナーバレルにぶつけないように気を付けながら戻し


アウターバレルをセット。


コーンをセット。


六角ネジを締めてできあがり。


この銃、ホップこそないものの、余計なものが何もなく、インナーバレルも固定式で実にしっかりとした造りです。
『点が狙える命中精度』がウリ文句だったそうですが、それも確かに納得です。


今回のメンテナンスで構造も把握できたので、今後ちまちまと、サバゲ用にカスタムしていきたいなぁと思います。(*^^*)