ダートトライアルに初挑戦してみました。(*^^*)
ダート、非舗装路面での競技というと、車両への負担が非常に大きくなります。
凹凸面でタイヤをとられたり、跳石や巻き上がった砂を巻き込むのでボディ下にガード板を仕込んだり。タイヤもダート用のものが必要になってきますので、準備にお金がかかるうえ、車両を壊して自走できないなんてことも珍しくないため、これまで参加することはできませんでした。
しかし、なんとレンタカーを用意してくれる会場があったのです!
しかもレンタル料、一日たったの3500円!
これはやってみるしかありません。(*^^*)
今回は会社の有志で参加しました。
私が借りたのは3代目のアルトワークスRS-Zの4WD。
アルトというとその辺走ってる軽自動車のイメージですが、アルトワークスはどっかんターボ仕様のピーキーな車で、某有名レースゲームにも登場する楽しい車です。(*^^*)
途中で分岐や切り返しがあるため、道順をしっかりと覚えて走らなければなりません。
道を間違えると失格です。( ̄▽ ̄;)
路面はこのようにガリガリの赤土だったり、砂利、アスファルトなど色々ですが、いずれにしろグリップの効きにくい路面です。
日の当たらない場所は水溜まりになっていました。
まずはコースを下見のため歩きます。
高低差のあるコースを歩くのは、それだけでも大変です。(^_^;)
道順にちょっと不安が残りますが、まずはやってみようと、コースインします。
出走は一台ずつ走る方式で、接触の心配はありません。
待ってる間に、コースを復習しながら車内を眺めます。
ナンバーを切って競技専用となったアルトワークス。
座席は運転席以外は取っ払われてますが、フルバケのシートに補強もしっかり。
ドノーマルのアルトワークスは車重670kgの超軽量車で、出足は良いものの強度が不安ですが、これならひっくり返ってもなんとかなりそうです(笑)
綺麗な車もいいですが、こういうコクピットにはワクワクが止まりません(笑)
久しぶりのMT軽自動車はペダル幅が狭くてなかなか難儀しましたが、まぁやってるうちに慣れるしかありません。
(* ̄∇ ̄*)w
前の走者がラストの登り坂をフルスロットルでかけ上がってきます。
スタート前を前走者が通過したら次走者のスタートです。
ドキドキのスタート!
ドキドキするのは、約1年ぶりのMT車でクラッチ繋ぐのにドキドキしてるせいもあります(笑)
いきなりエンストしないよう、タイムは気にせずそろそろっとスタートしました。
(* ̄∇ ̄*)w
スタートしたら少しアクセルを踏み込み、すぐに急ブレーキを踏んで一度ブレーキの錆び落としをしました。
スタート直後が急な下りからのキツい左コーナーです。
怖くて仕方ないではないですか(笑)
ブレーキの効きを確認し(古い軽ですから、なんとも微妙な効きでしたw)、ゆっくりと坂を下ります。
慎重に速度をおとし、コーナーを抜けます。
立ち上がったら島を左回りに一回転。
必死にコースを思い出しながらハンドルを切ります。
そして一回転して立ち上がると、コーンに突き当たるまで道なりになりますので迷う心配はない…………のですが、自信がなくなり一度停車(笑)
助手席のパネルに挟んだ地図をチェックし、たぶんこっちかな~?と不安になりながらそろそろと下り坂を降りていきます。
この先にキツイ右コーナーがあることも分かっているので、安全に坂を下り、コーナーを抜け、コーン目指して緩やかな登り坂を登ります。
次は左回り指定のコーン。
コーンはどこだとそろそろ進み、見つけたらぶつけないよう安全に旋回。
さて、しばらくは来た道を引き返すだけで分岐もありません。
ここらで加速をチェックしてみましょう。
アルトワークスは確か4000~4500回転くらいからターボが効き始めるはずです。
噂のどっかんターボはいかがなものか?
ここまではコースをなぞることだけ考えてたので、2速でゆっくりと走ってました。
ぐっとアクセルペダルを踏み込みます。
じわ~~っと上がる回転。
まあ、パワーのない軽自動車です。こんなもんかと思っていたところで、回転が4000回転を越えました。
その瞬間!
ヒュッとターボの効く音がし、
どっ、、、
っと周囲の景色が後ろに吹き飛び、下り坂をかけ降りていくアルトワークス。
細い林道を軽い車体が飛ぶようにかけ降りていきます。
急加速でステアリングが効かないままゆるいS字に突入してしまいましたが、奇跡的にど真ん中を真っ直ぐ突き抜けて無傷で済みました。
しかし、この後はきっつい左コーナーです。
必死にハンドルを切ってスピンを避けつつ、ブレーキで減速を試みますが、足場がウェットでなかなか思うようにコントロールできません。
うぉー、また突っ込むのか!?
(よくコーナーに刺さる人)
すると、コントロールできないまま側面のブッシュに引っ掛かり、なんとか車が停まりました。
うん、たぶん凹んでもない!
(* ̄∇ ̄*)w
落ち着いてコーナーを抜け、上り坂でもういちどターボの効きを試します。
すると、3000回転くらいまではくっっっそ遅いものの、4000回転を越えたあたりでターボが効き始めると怒濤のどっかん!
この緩急、クセになります(笑)
やはりターボは、いかに高回転を維持するかが大切ですね。
しばらくNAばかり乗ってたので、なかなか操作が追い付きません。( ̄▽ ̄;)
坂をあがり、再びコーンを回ります。
折り返したら下りが続きますが、またもや道が分からなくなり二度目の停止(笑)
坂をかけ降りたらその分上ります。
ゴールは頂上付近です。
ここで痛恨のミス!
回転が落ちてしまい、ターボの効かない領域で登り始める羽目に。
ターボが効いてればアルトワークスは勢いよく登れるのですが、ターボがないとひどい遅さです。(^_^;)
いろいろと反省の多い初走行でしたが、なんとかコースを回りきりました。
こんな酷い走りで、邪魔になっていないかな~と思ったら、他のグループもコースアウトしたり自走不能になったりと、いろいろハプニングがあり、初心者でも気持ちよく受け入れてくれる雰囲気がありました。(*^^*)
跳ぶように降りてくるアルト(笑)
ナンバー付きの車で自走してくる参加者も。
こちらのフィットは素晴らしい攻めっぷりでした。
思いっきり横向いてますね(笑)
このままコーナーを華麗にクリアしていました。
(* ̄∇ ̄*)
こちらのインプも、見た目通りのかっとびぶりでした。
やはりダートは、インプやランエボが似合いますね。(*^^*)
赤印が私のタイム。
酷い有り様です(笑)
そりゃ、途中で止まりまくりですからねぇ(笑)
しかし、色々と学んだことも多いので、次回は3分切りを目指したいと思います。(*^^*)
日常と別世界を味わえるダートトライアル。
なかなかにクセになりそうです。
(* ̄∇ ̄*)