こんにちは!
( ̄ー ̄)
前回に引き続き、スリーブガン製作記その3です。(*^^*)
こちらが、ゴム動力でスライダーを展張した状態。
ゴムの固定はまだ仮なので綺麗にまとまってません(笑)
格納した状態。
スライダーを押し込んだ後、銃を下に押し下げるようにして、スライダー下部の切り欠きを、レールに固定したストッパーに引っ掻けます。
腕を勢いよく振り下ろすことで、遠心力(遠心力なんてものはないという突っ込みはなしでw)により銃が振り上げられ、ストッパーが外れてスライダーが前進するという原始的な仕組みです。(*^^*)
使い回しですが、作動動画を載せます。
このゴム動力ですが、良くできてます。
スプリングでは、直線に配置する必要があるため恐らくスペース的に内蔵が難しくなりますが、ゴムの場合、このように滑車を介して折り畳むことで、レール全長が同じでも、倍の長さを使うことができるからです。
ハリウッドの小物係の発想力は素晴らしいですね。(*^^*)
さて、このゴム動力を有効に活用するためには滑車の存在が不可欠ですが、この滑車がなかなか良いものがありませんでした。( ̄▽ ̄;)
本当は金属ベアリングと洒落こみたいところですが、そんなお金はございません。
そこで、これまた自作することに(笑)
こちらは、またもや網戸のナイロンタイヤでございます(笑)
当然、網戸のタイヤそのままでは幅が足りないので、二つくっつけ、真ん中をヤスリと気合いで彫り込みました(笑)
そして軸にネジのスペーサーをキツめにねじ込んでいます。
レールへの取り付けは、レールの上下に穴を空け、アルミパイプを通して軸とし、タイヤを被せています。
このアルミパイプが、ついでにスライダーの前進時のストッパーとしても機能してますが、これは私のオリジナルです。
というか、ここまで細かいところは映画からはわからないので、もう現物合わせです(笑)
滑車はベアリングとはいきませんでしたが、金属同士なのでオイルを付ければ相性がよく、それなりにスムーズに回転します。(*^^*)
さて、次はスライダーの内側です。
タイヤはこの通り二つ、敢えて上下にオフセットしています。
この仕組みは、製品版の「びっくるくん」がメーカーHPで紹介されていたので参考にしました。
通常、タイヤを上下のレールで挟み込むと、スムーズに回転しません。
タイヤは上下で回転方向が逆になるので当然ですね。
そこで、このようにタイヤをオフセットし、ゴム動力を敢えてスライダーの後ろに引っ掻けるようセットします。
すると、前輪は下レールに、後輪は上レールに自然と押し付けられ、それぞれのタイヤが安定した回転を産み出すという、原始的ながらクレバーな仕掛けとなってます。(*^^*)
また、銃の重さそのものもこれを助長するので、かなりの確度で作動する、信頼性の高いシステムとなってます。(*^^*)
続いて裏側、腕への固定です。
私のものは三ヶ所、前からナイロンベルト、ゴムバンド、ゴムバンドとなってます。
映画では骨折したときに付けるギプスのようなもので腕に固定してましたが、そんなゴツいのではなく、ゴムバンドで充分と思ったのでしたが甘かったです(笑)
というのは、すべてゴムバンドにすると、腕を降るときの衝撃を吸収され、ロックが外れないのです(笑)
先に、ロックの解除は「腕を振り下ろす」といいましたが、実は腕を下ろしただけではロックは解除されません。
「上げて下ろす」と、その折り返しの時のモーメントの変化でロックが外れます。
意外とロックが固いのです(笑)
しかし、おかげで走り回っても誤作動することがほとんどないので驚きました。(^_^;)
ということで、腕を上げて下ろすときに「ガッ」と勢いを付けるために、前のバンドは固いナイロンにしています。
後ろのほうは、腕の筋肉が多い部位にくくるため、力の入れ加減で太さが変わってしまうので、伸びしろのあるゴムバンドとしました。(*^^*)
さて、ある程度形になったスリーブガン。
とりあえずゲームに使えなくもないところまでは漕ぎ着けました(笑)
しかし、写真から見て分かる通り、試作品のためあちこち粗削りであり、角や切り口が多くのこっていて、使うと手首が擦れてメンタルがヤバイ人みたいになってきます(笑)
なので、面取りや強度確保など、細々とした改修を、今後も続けていこうと思います。(*^^*)