こんばんわ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170918/22/668886/26/c4/j/o0540096014030300461.jpg?caw=800)
皆さん台風の被害は大丈夫でしたでしょうか。
今回は、前回のサバゲで不調だったマルイのソーコムを直そうと思います。
さて、症状について。
① 弾道が伸びない
② 初速が若干低下
③ 発射後、トリガーが戻りにくい
①と②は、恐らくホップの故障です。ホップの保持力が低下していると思われます。弾ポロしないので、完全に保持していないわけではないですが。
ホップの保持力が低下すると、当然バックスピンがかかりにくくなるので弾道が伸び難くなります。
また、保持力が低下すると、銃身の短い銃は威力が下がることがよくあります。逆に長い銃身の銃は、ホップが強いほど初速が低下しやすいです。
なぜなら、銃身の短い銃は短い銃身を通過する僅かな時間で弾を加速させなければならないため、ホップパッキンで一旦強めに弾を保持し、BB弾とシリンダーの間でエア(ガス)をしっかり圧縮し、圧を高めてから弾がチャンバーを離れるようにしないとならないからです。よって、チャンバーの保持力が低いと、十分に圧が溜まる前にBB弾が前進を開始してしまい、シリンダーの圧が下がってしまうからです。
反対に、長い銃身の銃は、銃身内でゆっくりと加速できるので、チャンバーで溜める必要がありません。逆にチャンバーで溜めてしまうと、チャンバー通過後に銃口までにエアが不足してしまい、残りの銃身が抵抗になって初速は落ちます。なので、長物はホップ最低状態が最も高い初速を出しやすいです。サバゲで初速測定するとき、よくホップゼロでお願いしまーすと言われますね。あれはこのためです。
このカラクリを利用して不法に高初速銃を測定クリアさせるセッティング、それが所謂、流速カスタムですね。
流速は、要は短い銃身の銃と同じです。ルーズバレルを使用することで、ホップをかけてチャンバーで溜めたほうが初速が高くなるセッティングになってます。
このため、ホップゼロで測定したときに規定値の初速でも、他の銃がホップをかけるほど初速が低くなる中、自分だけ初速が上がるので、相対的に初速が一回り高い有利な銃が使えます。
が、勿論、銃刀法ではホップがどうこうとか関係ありませんので、その銃が最も高い初速を出す状態で測定されますので、注意してくださいね。
まー、そもそもホップゼロで測定というのがナンセンスなんですが。
というか、マルイ系はそもそもホップゼロってないんですよね。
他社、特に古い銃は、チャンバーパッキンとホップパッキンが別なため、ホップゼロがあり得ました。
しかし、マルイはホップパッキンがチャンバーパッキンを兼ねているため、ホップを最も弱くしても、若干のホップがかかります。
かからない場合、チャンバーに弾が送り込まれても保持することができないので、そのまま銃口から落ちてきます。
…………なんか、話がすごい逸れてしまいました。
ともかく、ウチのソーコムはホップがイカれてるっぽいので、見てみましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170918/22/668886/26/c4/j/o0540096014030300461.jpg?caw=800)
あーーーーーー (-_-;)
ひん曲がってますねw
上の写真はソーコムのホップアームです。
こいつが、正しくはコの字型なのですが、このように曲がってしまっています。
このせいでホップがかかり難くなってたんですね。
じゃ、曲がったもんは直せばよい。
俺は曲がったことが大嫌いなんだ!
フンっ!😠😠
…………ということで、矯正しました。
これで元通り!
(* ̄∇ ̄*)
…………。
………………いやいや。
曲がったということは、それだけの負荷が掛かってるわけですね。
多分、チャンバーパッキンの弾力に負けてるのでしょう。
このままでは、また組んでもそのうち同じ症状を繰り返すだけです。
そもそもこのパーツ、コの字型というのが残念ですね。
そんなん、テンションに弱いのは当然です。
しかも、曲がったら左右でホップのかかり具合が変わって左カーブしますよね。
ロの字型なら多少変形しても継続利用できるんですが……
ん~~~~。
ポクポクポクちーん。
よし、自分でホップ作ろう!
(↑安易)
みた感じ構造は簡単だし。
要は、上からいもネジか何かで押せるようにすればいいんですよね。
あ、できればスライド外さないでホップ調整できたらいいなー。
さらにさらに、素人加工だから、左右のバランスとるの難しそうだし、左右の調整機能もほしいなー。
と、夢が膨らんだところで。
とりあえず試作一号を作成!
じゃん!
スライド外さないで調整できる、二点式ホップ!
欠点は、調整に六角レンチがいります。(^-^;
ホームセンターで売ってるアルミ板を切ったり曲げたりしただけです。
アルミなんでちょっと強度が不安ですが、ステンレスは加工がね……辛くてね…………
とりあえず形はできたので、しばらくはトライアルです。
元のホップにも戻せる仕様になってます。
(↑日和)
とりあえず組み上げて撃ってみましたが、100発ほど撃った感じは良くも悪くもありません。
命中精度は上がったとは思えませんが低下もしていないと思います。
使い勝手は、スライド外さなくていいし左右の調整もできるので楽ですが、六角レンチが要るし、イモネジ式なので、セッティングがかなりタイトです。しかもその苦労が2本分。
んー、とりあえず、せっかく作ったのでこのまま試してみますかね!
( ̄ー ̄)
自分で作ったシステムなら、構造が分かってる分、改修もしやすいので。(*^^*)
さて、次に③のトリガーの戻りですが、原因はおそらくチャンバーパッキンです。
私のソーコムは、チャンバーパッキンにファイアフライのうましか中辛を使ってます。
純正に比べ柔らかく(私の純正は経年で硬化してる可能性も)肉厚で、シール能力は高そうです。
しかしこのパッキン、欠点がありまして…………
写真左はマルイ純正パッキン、右がくらげです。
どう見ても、デカイ!
んー、柔らかいので押し込めば無加工で入るのですが、そのせいで内径が圧迫され、引き金を引いたときに前進したノズルがハマり、帰ってこなくなってるんですね。
キツキツですね。
対処としては、長い分を切り取ってしまうのもありだなーと思ったのですが、よく考えると、パッキンがキツキツに入ってるということは、シール能力はかなり高いのでは?
ということで、その他のセッティングはそのままで、パッキンのみ換えて初速測定してみました。
結果(各20発測定)
マルイ純正パッキン 85~90m/s
うましか中辛 90~95m/s
なんと、チャンバーパッキンだけで平均5m/sの差!
これはお得…………❗
しかも、チャンバーからのエアロスはサイレンサーでは消せない音源なので、うましかは消音カスタムにも有用です。
うーむ、これを殺してしまうのは惜しい。
試してみたところ、ノズルにシリコンオイルを吹けばトリガーはしっかり戻ってきます。
しかし、持続性は低く、1日は保ちません。
細目にノズルにシリコンを垂らしてあげれば使えそうなので、このまま無加工でうましかを使っていこうと思います。
幸い、マルイソーコムは固定スライドといいつつ、スライドを若干引くことができ、ノズルがエジェクションポートから顔を出すので簡単にメンテナンスできます。
ちょっと手間ですが、手のかかるコほど可愛いですよね。
(* ̄∇ ̄*)w
では、今回の修理はここまでです。(*^^*)
また若干進化したソーコム、今後もバンバン遊んで行きたいと思います。
それでは、また!
(*^^*)