ウチのソーコムは我が家に来てまだ一ヶ月足らずですが、順調にカスタムが進んでいます。
後追いですが、紹介していきたいと思います。
今回は、トリガーユニットのカスタムに焦点を当てていきます。
そのうちサイレンサーやバレル周りも紹介していきます。


ちょっと長くなりますが、ソーコム選定の理由とカスタムのコンセプトを語って行きたいと思います。
方向性が見えなければ、バランスの良いカスタムはできませんからね。

さて、そもそもなぜソーコムを購入したかと言うと、音が静かで命中精度が良い。作動性も高く装弾数も多いからです。 

私のサバゲでの立ち回りは、アタッカー兼スナイパーといったところです。

ゲームスタートと同時にダッシュで敵陣に切り込み、接敵前に身を潜め、じわじわと侵攻していく。
 敵を見つけてもまだ撃たない。

そして、敵味方のアタッカーが撃ち合いを始めたところで、動乱に乗じて背後から敵を撃つ。

このとき音のしない銃を使えれば、いくら撃ち込んでも気付かれることなく敵陣を悠々と動き回れます。
まさかこのへんまで敵は来ていないだろうと油断している敵の背後をとるのは用意です。

フリーズも容易くとれます。

私が最も多くキルをとったシーンはフリーズが一番多いです。

ワンゲーム6~7フリーズということもあります。

でも、最近のフィールドはフリーズ禁止が増えてるんですよね。
そうするとどうしても撃たなきゃならないので、静かな鉄砲が欲しくなります。

そこで白羽の矢が立つのは電磁弁です。

電磁弁は、ハンマーすらないので固定ガスガンよりさらに静かにできます。

しかし、電磁弁は基本的に外部ソースになります。リキッドできない理由はないのですが、構造的に加工が難しく、大掛かりな設備のない我が家ではちょっと。
私が入手できる程度の電磁弁だと、バレル長もそれなりに必要になります。

敵陣深くまで走り込むには、装備は小さく軽いほうがいい。

つまり、ハンドガンです。

ブッシュに引っ掛かりやすい外部ソースは避けたいので、リキッドチャージのガスハンドガン。

もちろん、固定ガスガンです。

固定ガスガンの中では、マルシンのスタームルガーがスタイル的に好きでした。
なので、ずっとこれを使ってました。

逆にマルイソーコムは、性能が良くて人気がある上に、見た目が好きではありません。(流行りものキライ病)

しかし、ある日ふと、自作サイレンサーの構造が閃きました。それを実現するには、インナーバレルが固定式である必要がありました。

現在市場に流通している固定式ガスガンの多くは、引き金に連動してインナーバレルが後退し給弾する構造になってます。

対して、マルイソーコムはほぼ唯一、インナーバレルが固定されています。

うーむ。

基本構造はいかんともし難い。

ということで、マルイソーコム購入に踏み切りました。

ヤフオクで中古予備マグ付き9000円。

届いてばらしてみると、可動部の擦れも少なく、新古品程度の状態でした。

やったね!

では、早速撃ってみると……
サイレンサーを着ければ発射音はびっくりするほど静か。ぼす、ぼすと、室内でも静かに感じるほど。
初速は、チャンバーにシールテープを巻いて図ったところ、85m/s。気温28℃とはいえなかなか。
巷ではトリガーが重い重いと言われてますが、そんなに固くありません。マルシンに慣れてれば余裕です。むしろ軽いくらい。
ただし、ストロークがとても長く、シアーが特殊な構造になっているので引き心地が悪い。

この銃、ダブルアクションで引き金を引いても、シングルアクション位置で一度固定され、さらに引ききると弾が出る仕組み。
なので、シングルアクションでもダブルアクションでもリリース位置が同じため、威力は変わりません。また、シングルアクションでもトリガープルが改善されないわけですなw
あと、ハンマーの落ちる音がカチャンカチャンうるさいw

というわけで。

この銃を使うには、まずトリガープルとハンマー音の改善が必要になります。

発射音はもうそこそこ静かですからね。

では、早速トリガーユニットを取りだしましょう。


まず、フレームからこいつを取り出します。
そして前後二本のネジを抜き出し、モナカフレームを二枚下ろしにします。

次に、ハンマーの下辺りにある、トリガーバーのネジを抜き、トリガーバーとトリガーを取り外します。

そしたら、あとは1つずつ部品を取りだし、接触面を片っ端から研磨します。
400番くらいのペーパーで黒い塗装をあらかた落とし、順に番目をあげていきます。
ペーパーだと普通に手に入るのは2000番までなので、そこから先はピカールを使います。

スリ終わったらよく金属扮を落とし、グリスとシリコンスプレーをつけすぎないように気を付けながら添付します。

これで、トリガープルはかなり改善されます。

次に、せっかくばらしたので、ハンマーの消音を行います。

どこに何を張るかは好みですが、打撃面にクッション材を張りまくります。
私の場合、ハンマーとファイアリングピン(に当たるとこ?)には、フェルトとゴムを貼ってます。
この部分は特に打撃音の大きい部位です。
両方ゴムだと、摩擦が大きくてハンマーの打撃力を殺しそうなので、摩擦が少なくなるよう、フェルトとゴムにしました。両方フェルトだとポロポロ剥がれます。
この部分は、あまり厚いクッションを貼ると初速が落ちるので注意です。

また、ハンマー下部の、ハンマーとシアーがかかる窪み。
ここ(二ヶ所)にも、薄いゴムを張ります。
ここはハンマーが起きるとき、シングルアクションの固定位置で、シアーのかかるカチッという小さな金属音が聞こえるのですが、それを消せます。
ここはシアーのバネがそんなに固いものではないので、ハンマー側だけに0.5mmのゴムを貼れば十分音を消せます。
さらに、シアーのかかりが浅くなるので、トリガープルも改善されます。

次に、ハンマーにトリガーバーのかかる窪みです。
ここには申し訳程度にフェルトを貼ってますが、基本この位置は接触しないので、気休めです。
ただし、その下、トリガーバー側には、シリコンを貼ってます。
ここは、トリガーを引いて戻したときに噛み合い、カチャっという大きな音を産むので、対策が必須です。

あと、トリガーバーとシアーの接触面にゴム板。これも耳をすまさないとわからない程度なので、めんどくさければ省略可能。

最後に、一番重要なハンマーとフレームの隙間です。
ここには、厚手のシリコンを挟んでます。
ここは、ハンマーが落ちた状態では触れてませんが、トリガーを引いたときに勢いよく叩きつけられ、大きな打撃音を生じます。
なので、ハンマーの根本に分厚いシリコンを貼ってます。ホームセンターで売ってる、棚の下とかに貼るやつを切って張りました。

ただし、この部位、クッションの厚みや張り付ける位置が微妙にズレるとハンマーの打撃力が激減し、パワーが大幅ダウンします。
ヘタすると弾出ませんので、トライ&エラーでいい場所を探してください。

私はロングバレル化したため、相殺させて初速90前半に調整しております。

さて、長くなりましたが、ここまでやれば、トリガー周りは大分改善されたはずです。
引きは軽く、空撃ちの音も驚くほど小さくなるはずです。
ファーストさんの影縫を持ってる人がいたら、比べてみたいな。

では、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
いずれサイレンサーのほうも紹介していきます。