物置の片づけの手伝いを依頼されて行ってきた。

黒塗りが3箱、白塗りが1箱の計4箱の長持が出できた。

 

一番大きな長持はタテ150cm、ヨコ60cm、高さ60cmの大きさであった。

この中に嫁入り道具を詰めてお嫁に出した家は相当裕福な家庭であったと推察される。

箱の両端の金具に竿を通して担いで花嫁行列に加わって歩いたのであろう。

今でも地方によっては結婚式の祝い唄として長持唄が唄われているそうである。

 

この家に最後に嫁いだお嫁さんは約75年前とのこと、当時を覚えている近所の方の話ではお嫁さんは

トラックに乗ってきたとのこと。

戦後間もない頃一般家庭にはまだカメラは普及しておらず残念ながら写真は無いとのことだった。

 

               2024.6.1  150×60×60