リュウ爺とツネまの日曜日
囲碁と将棋と水戸黄門このブログには少し戦争の後話が入ります。苦手な方はお止め下さると有難いです毎週日曜日。我が家にはリュウ爺の友達や仕事関係の人、兄弟等々集合します。囲碁と将棋をして交流を深めていました。私ツネまは、お茶出しの手伝いをしてました。その時によって来る人も人数も違いました。何時でも誰でも来て良い交流会でした。お茶出しが終わると、そのまま話に加わり、おじさん達に囲碁や将棋を少し教わったり、世間話を聞いたりしていました。来る人の中には指がなかったり、片方の手首がない人。片目が見えない人とかも居ました。左足の膝から義足をつけてる人も毎週来ました。それが、私には当たり前の日常生活でした。皆、戦争の傷跡を背負っている方々でした。義足の人は堀炬燵に座るときに、その義足を必ず外して座りました。ある日ふと、聞いてみました。「痛いの?」と「うん。傷跡は痛くないんだけどね。義足の当たる所が痛いから外すほうが楽なんだよ」と、言ってました。「ふーん。痛いのは嫌だね、、、」その人は膝から下が無い方です。『触ってみるかい?』と、言うので触らしてもらいました。義足はとても固く重い物でした。これで立つのは大変なんじゃないんだろうか?と子供の私でも思いました。本当の大変さは大人になった今でも、解ることではないでしょう。でも、来てる人達は大変だった話はしません。何でもない事を話をして、楽しそうに囲碁や将棋をして帰ります。みんな、普通に生活しているんだな~とだけ思うツネまでした。私のすることは、毎週日曜日にお茶を出して、お茶菓子を出して、お話をする事。何となくそう思ったのを覚えています。そして、私も楽しかったのです。その夜はリュウ爺と必ず水戸黄門を見て一日が終わります。【人~生、楽ありゃ苦も~あるさ~~】と必ず大声で歌うつねまをみて、嬉しそうに「つねまちゃんは歌が上手だねーー」と、リュウ爺でもさリュウ爺。。。ホントの人生は楽ありゃ苦も苦も苦もあるさ~~だねぇそんなお話でした。独り言です。では、またありがとうございました。