最近多い火事のニュースを見て思い出した事
私が小学5、6年生の頃。
ちょうど、今ぐらいの寒い季節にあった事。
夕餉(ゆうげ)も終わった頃のこと。



(昔の早めの夕ご飯の事)












外から消防車のサイレンが近くから聞こえた
でも、音が過ぎ去らず
一か所で止まっている感じだった。
父ヨッサンの行動は速かった

「行ってくる!!」と
直ぐに走って出ていく。
一分もしないうちに戻り
母チサンと私に
「消防車が道の角で曲がれない」
「近くの子供たちを全員家に来させるからあとは、頼むぞ」と言ってまたすぐに
出て行った。
母チサンと私は父の意図が分かったので
頷いて、直ぐに準備にはいった。
私は炬燵にすぐに座れるように
座布団を置き
子供が見られそうなテレビをつけて。
母チサンは温かいほうじ茶を入れる。
町内会関係なく、近くに住む子供が
10人ほど、幼稚園児から私の同級生まで
直ぐに子供たちが集まってきた。
幼稚園児の子はなんだかよく分からないような
不安そうな顔をしていたので
「大丈夫だよ」と声をかけて炬燵に座らせた。
大きい子はあいてる場所に入ってもらった。
こういう時はぎゅうぎゅう詰めの方が
安心するものだ。
「ツネまちゃん。お茶入ったよ」
「ぬるめに入れたけど気を付けておあげ」
と、母チサン。
「分かった。気をつける」
と、お煎餅とほうじ茶を配る。
小さい子の後ろに座りゆっくりと飲ませて
お煎餅を渡して背中をさすって
テレビの音を大きくして
「見て見て、」
と
指を指して集中させる。
でも、皆の顔からは笑顔はさすがに出ない。
当たり前だ。
未だサイレンは鳴り続ける。
続きます。