目が覚めた。

なんだかとても長い夢を見ていた気がする。
目覚めの悪さは、きっと止めていたタバコを吸い始めたせいだろう。
せっかくの日曜日だというのに、あまり良いスタートとは言えない。


体を起こし枕もとの灰皿からシケモクをあさる。
ッジュ―。ジッジ。
最悪を引き継いでライターはその役目を終える。
仕方なく、喫茶店でもらったマッチに火をつけ短いシケモクへと近づける。
ふぅ。
紫煙は宙を漂いその姿を消した。


とりあえず、そうとりあえず私はテレビをつけた。
アナウンサーは粛々と原稿を読み上げる。
6:21―
デジタルに目をやり、ぬるくなったペットボトルをそのまま口に咥えた。
テレビからは相変わらず今日の出来事だ。


ややあって(苦笑)
この生活をもう何年続けているのだろう。
朝を拒み続けて背徳を抱き、出口のない迷路を書き続けている。
「明日」なんてコトバはきっと何処かに置いてきた。
ただ通り過ぎるだけで良い。
この短くしすぎた前髪も、3日前からの眠気も。
周期的な下腹部への重力は大人の証?
排卵の時くらいしか女を自覚出来ないのは悲しい。


ワハハハ―。
テレビは何時の間にかバラエティへと変わっていた。
また天気予報を見逃してしまった。
仕方なく、ベランダから視線を落とす。
少し肌寒い。
季節はもう秋へと変わっていた。
―――― 。
そんな時もあるよね。
空を見上げた私を、月が照らした。