GWの5月4日。
レンタカーを借りて向かったのは、
北上川のほとりにある、県立世界遺産平泉ガイダンスセンター。
奥州藤原氏の広大な御所遺跡の一部だ。
令和3年に開設されたそうだから、まだ新しい。
展示物や音声ガイダンスで、世界遺産・平泉の歴史を学ぶことができる。
子どもたちも歴史の授業でなじみがあるようで、
それなりに興味深そうに見入っている。
御所遺跡を散策。
そろそろおなかが減ってきたので、併設の道の駅で昼食。
続いて向かったのが、本日の目的地である中尊寺だ。
昨日ほどではないにしても、それなりに混んでいる。
調べると、平泉の世界遺産登録は、
東日本大震災があった2011年6月とのこと。
震災翌年の1月、東北一人旅で立ち寄ったときに歩いた「中尊寺通り」は、
当時はさみしい生活道路といった感があったものだが、
今は、電線が地中化され、きれいな石畳の道に生まれ変わっていた。
昨日は、「春の藤原まつり」の行列で、
たいそうな人出だったに違いない。
………………………
係員のおじさんに案内された臨時駐車場に車を止め、
歩いて中尊寺に向かう。
ここからさらに参道を登る。
左手眼下の駐車場に土産物屋などが軒をならべている。
10年前の一人旅では、そのうちの1軒で
わんこそばを食べた記憶がよみがえる。
金色堂についた。
チケットを購入して入場。
ガラスで保護された黄金の金色堂に目を奪われる。
めずらいポストを発見。
帰宅後に調べると、世界遺産登録10周年を記念した
ラッピングポストで、市内7個所に設置されているとのこと。
見るからに、目にご利益のありそうな薬師堂と
中尊寺本堂をお参りして、帰路についた。
駐車場に向かう途中、次男坊と妻が道路わきの田んぼで立ち止まっている。
どうやら次男坊(中2)が「カエルがいないか」と探していたらしい。
長男(高3)と俺は、少々あきれていたが、
いずれ次男坊は、我々の狭い常識を覆すような、
大物になるかも知れないと、
ポジティブにとらえることにしておこう。
つづく。